寺内、打撃成長も無安打「結果がすべてです」

　◆コナミ日本シリーズ２０１３第７戦　楽天３―０巨人（３日・Ｋスタ宮城）　巨人が楽天に敗れ、Ｖ９以来となる４０年ぶりの連続日本一を逃した。先発の杉内は２回途中２失点でマウンドを降り、２番手の沢村も４回に牧田にソロを浴びた。打線は美馬、則本、田中の３投手の前に５安打に抑えられ、完封リレーを許した。

　チームを支えたラッキーボーイの力も、最後は及ばなかった。寺内は２打数無安打に終わり、７回の打席では代打・脇谷を送られた。「結果がすべてです。振り返っても仕方がない」と唇をかんだ。

　ポストシーズンでは、主役級の活躍を披露した。１０月１７日の広島とのＣＳ最終ステージ第２戦で、前田健から決勝３ラン。日本シリーズでは第２戦で、楽天・田中から左越えソロ。さらに第４戦では決勝タイムリーを放った。

　シリーズ前に原監督から直接指導を受け、バットを最短距離で出すよう心掛けた。「以前よりも、前で（打つ）ポイントをとらえられるようになった」と課題だった打撃が成長を遂げた。日本一連覇はならなかったが、「また頑張ります」と力強く言い切った。