総合格闘技のメジャーリーグ・ＵＦＣで活躍する水垣偉弥（２９）が３日、来年のバンタム級（６１・２キロ以下）王座挑戦を見据えた。

　水垣は昨年１１月から今年８月にかけ、ＵＦＣマット３連勝中。現在バンタム級１０位にランクインしている。

　日本人選手のランキング入りはミドル級で活躍した岡見勇信以来２人目の快挙で、その岡見がリリースされたため、水垣には日本人エースとしての期待がかかる。

　水垣は「ＵＦＣ　Ｆｉｇｈｔ　Ｎｉｇｈｔ３３」（１２月７日、オーストラリア）でナム・ファン（米国）と激突する。フェザー級から転向してきたファンとの一戦を前に「やることは一つ、勝つだけ。４連勝して、来年はタイトルマッチを戦いたい」と大目標を掲げた。現在ＵＦＣのバンタム級は正規王者ドミニク・クルーズと暫定王者ヘナン・バラオンが双璧。水垣は「（近い将来）統一戦になると思うので、勝った方とやりたいですね」と腕をぶす。

　１２月には３０歳を迎える水垣は「そろそろ集大成を見せたい。ＵＦＣは一流五輪アスリートに負けない人たちが集まって勝負してる。そういうところを見てほしい」と豪語。日本人初のＵＦＣ王者への道をひた走る。

　なお同大会は当日１１時から「ＦＯＸ　ｂｓ２３８」で生中継される。