5年ぶりにクライマックスシリーズ出場を逃したソフトバンク。その責任を取り、退団した大石大二郎ヘッドコーチ(55)の後任に小川史(ひろし)前三軍監督(53)が昇格した。宮崎秋季キャンプでは精力的に動き回っている。「秋山監督が考える野球をサポートしていく。来年はどんな野球でも勝たないと」と鼻息も荒い。
そんな新ヘッドについて球団フロントは「(170センチ、63キロと)体は大きくないけど、その分、現役時代から鼻っ柱が強くて熱い選手だった。秋山監督があまり(選手やコーチに)厳しく言うタイプじゃないし、厳しくモノを言える人としても適役だと思う」と話す。
見た目ではクールな雰囲気を持つ小川ヘッドだが、実際は燃える男。現役時代には心ないヤジに対して観客と舌戦を繰り広げることもしばしば。古くから知るチーム関係者は「かなり熱い人。(来季は)審判に食ってかかって退場なんてことも十分にありうる」と予想している。選手の評判もいい。今季、世話になった三軍ナインは「僕たちと同じ時間に来て最後までしっかり見て指導してくれる。本当にいい監督でした」「お手本を見せてくれるとすごくうまくて勉強になる」と大尊敬している。
ただし、三軍ナインによると、ひとつだけ心配なことがあるという。「実は貧乏ゆすりがすごいんですよ。試合中、最初から最後までずっと続くんです」。その揺れはかなり強烈とのことで、ある選手は「集中できなくなる時もあったんですよね」と苦笑い。別の選手も「試合中はサングラスして貧乏ゆすりしているんで、怒っているのかとすごく不安になったりします」と三軍での意外な“被害”も打ち明けた。
一軍ヘッドコーチとなれば、試合中は立っていることが多く問題ないかもしれない。それでもナインは座った途端にガタガタやるんじゃないか、と気にしているのだからよほど激しいのだろう。来季注目!?
一宮競輪開場63周年記念(GⅢ・毛織王冠争奪戦)は29日、決勝が行われ、関東3番手にいた長塚智広が、猛然と迫ってきた浅井康太に伸び勝って優勝を手にした。