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社会・経済 2013.10.20(日)

世界中で嫌われている? 韓国の世界の印象パート1

タイと韓国……個人的な人種差別でタイ人を入国拒否

 タイでは2002年頃、なんと「韓国に絶対行ってはいけない」と報道されたことがある。2010年のBBCの調査でも、世界で1番韓国が嫌いな国はタイとなっている。なぜ、これほど韓国に対するイメージが悪いかというと、実は年間万単位のタイ人が入国拒否や強制送還をされていたからだ。
 しかも、その理由は入国審査官による露骨なまでの人種差別。韓国に何度も旅行しているあるカップルが、いつものように韓国の入国審査を受けたところ「俺はタイ人が嫌いなんだ、今日は1人もタイ人は通さない」と入国拒否を言い渡されたとか。
 様々な考え方を持つ人がいるとは思うが、入国審査官のような公務員による個人的な人種差別はあまりないだろう。
 また韓国国内の政治会見においても、度々タイよりも韓国の方が先進国であるという言い回しをしており、タイからしたら怒るのも当然といったところだ。

メキシコと韓国……「韓国は共存できない国」と報道

 ラテンで寛容的なメキシコの人々が激しく喧嘩をする絵はあまり想像できないが、そこをやってくれるのが韓国である。2001年頃メキシコの有力紙レフォルマ、またあるテレビ局の国民調査で「共存できない国」として報道されたことがある。
 韓国人がメキシコへ入国する場合、査証の取得が義務づけられているのだが、その査証は米国本土での申請が主流で、なおかつ受理にかなりの時間がかかる。そのため無査証でも入れるカナダ経由で航空便に乗ってくる韓国人が跡を絶たず、一部では「韓国人はマフィア」とも報道された。

なぜ、そんなに嫌われるの?

 韓国が世界から嫌われる一番の理由は、各諸外国への経済支援額がほぼゼロであることである。ほとんどの国家は治安の維持と将来を見据えて、隣国とは仲良くウィンウィンの関係を築いていくものだが、こと韓国に関しては隣国と仲が良くない。元々同胞だった北朝鮮とは休戦中とはいえ戦争終結していないし、他の各国に対しても敵国意識をむき出しで、中国に対してもかつては強気に対応していた。最近は擦り寄りを見せつつも文化面では上から目線が続いている。一方日本に対しては近年経済支援どころか賠償請求や謝罪を求めてばかりである。
 またここ数年でウォンが急激な暴落ぶりを見せており、仮に他国への支援をしたところで、諸外国としても「暴落したウォンをいくら貰っても…」と困るのが本音。
 お互いのメリットを求めて行なう外交。資産的価値が低いのはかなり致命的なデメリットなのかもしれない。

>>>Part2へつづく

 

(文・編集部)

写真:Wikipedia(CC BY-SA/Nagyman, a flickr user)
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