東スポWeb 10月26日(土)11時17分配信
社会現象にもなったNHK朝ドラ「あまちゃん」で、主人公天野アキを演じた能年玲奈(20)が“あまロス(あまちゃんロス症候群)”に陥っている。22日のイベントで本人も告白していたが、いまだ“あまちゃん離れ”ができず、次回作にも影響を及ぼしかねない状況だ。これには母親・天野春子を演じた小泉今日子(47)も「このままじゃダメになる」と心配しているほど、その症状は予想以上に深刻だ。
小泉今日子&宮藤官九郎が「あまちゃん」秘話
「撮影が終わって2か月たちますけど、“あまロス”に陥っています」
か細い声でそう告白した能年。22日、都内で行われた「東京ドラマアウォード2013」授賞式でのひとコマだ。「あまちゃん」は連続ドラマ部門でグランプリに輝いたほか、主演女優賞に能年、助演女優賞に小泉、脚本賞にクドカンこと宮藤官九郎氏(43)が選ばれた。冒頭の能年の発言に、会場はドッと大きな笑いが起こったが…。
「場を盛り上げるためのリップサービスなんかじゃありませんよ。本当に彼女は『あまちゃん』で完全燃焼してしまい、心に大きな穴が開いた状態なんです」とは芸能プロ幹部だ。
「あまちゃんロス症候群」とは「あまちゃん」を毎日楽しみにしていた視聴者が、放送終了とともに虚無感に襲われること。社会現象になるほど多くの視聴者がいたからこそ生まれた言葉だ。だが、主演女優の能年本人がかかってしまうとは、シャレにならない。
「録画してある『あまちゃん』の総集編を何度も見ているそうですし、毎日テーマ曲を聴いてテンションを上げているみたいです。“あまロス”を克服するどころか完全に引きずってますね」(同)
事実、授賞式後の囲み取材で能年はアキになりきって「じぇじぇじぇ!、オラ、こんなうれしいこと初めてだ!」と喜びを表現したまではよかったが、お気に入りのシーンや登場人物について聞かれると「…」と1分間以上もフリーズ。熟考に熟考を重ねたものの、結論は出なかった。
これには隣にいたクドカンも「突っ込んでいいものか、考えていました(笑い)」。小泉は“娘”に代わって「すいませ〜ん」と、平謝りしていた。
別の芸能プロ関係者は「初主演作がいきなり国民的ドラマになったわけですからね。役に愛着を持つのも無理はありません」と擁護するが、能年は今後も女優として幅広く活動していく。来夏には人気漫画原作の主演映画「ホットロード」が公開予定だ。
「変なクセがついて、常に『あまちゃん』と他の作品を比べるようにならなければいいけど…」と関係者が危惧するのも無理はない。
小泉もそんな能年を本気で心配している。前出芸能プロ幹部の話。
「『あまちゃん』の打ち上げで、続編を熱望する能年に対し、小泉さんが『1つの作品にこだわらない方がいい』とアドバイスしたのは有名な話。この日の授賞式でも、いまだ“あまロス”状態の能年に対し『このままじゃダメになる』と周囲にこぼしていたそうです」
アイドル時代に人気絶頂を経験し、女優に転身し演技派としての地位を確立した小泉。関係者は「とにかく小泉さんは仕事とそれ以外のオン・オフの切り替えがすごい。能年さんも見習った方がいい」と進言する。
能年はこの先「あまちゃん」を吹っ切れるか。
最終更新:10月26日(土)11時33分
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