JR北海道 「現場任せ」4年前から指摘11月4日 11時55分
トラブルが相次いでいるJR北海道は、4年前から毎年、安全管理が現場任せだと国の監査で繰り返し指摘されていたことが、情報公開請求で入手した国の内部資料で分かりました。
一方で、国の指摘は個別の部門に限られ、結果として抜本的な対策が取られていなかったことから国は監査方法の見直しを進めています。
JR北海道は、ことし9月に貨物列車が脱線した現場などで、問題があるレールを補修せず、放置していた問題で、本社と現場の情報が共有されず、安全管理が現場任せになっていたとして、国から改善を指示されています。
NHKが、国土交通省の過去の監査結果を情報公開請求で入手したところ、JR北海道は4年前から毎年、安全管理が現場任せだと繰り返し指摘されていたことが分かりました。
このうち、4年前の平成21年10月には、前の年に起きた信号システムのトラブルについて「概要を現場に送付するのみで、本社より特段の指示がなく、再発防止策を実施していなかった」などと指摘されています。
一方で、国の指摘は、4年前が電気施設と運行管理、3年前とおととしが車両整備、去年が土木分野と、個別の部門に限られ、結果として会社全体で抜本的な対策が取られないまま、その後もトラブルが続きました。
このため、国土交通省はこれまでの監査の方法の見直しを進めています。
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