盛岡に住んでます。
日常生活のこと、思うこと、ゲームのこと、製品レビューを主に書いていきます。
この記事は、ロジクールの無線親指トラックボールM570のチャタリング現象への対処法の1つ、スイッチ交換について、はんだ付けの練習までした方が分かるレベルで、画像や動画を使用せず文章のみで長々と書いたものです。
はんだ付けそのものについては他サイト様のほうが詳しいのでそちらを参照してください。
また、本作業は保証対象外の行為となります。
ご了承いただける方のみ続きをご覧ください。
一昨年12月に買って以来絶えること無く使ってきた、ロジクールの親指トラックボールM570。
ネット上で「ロジクールのマウスはチャタリングが起こりやすい」と言われていますが、ヘビーに使ってきた私のM570は1年と経たずしてチャタリングが起こり始めました。
おかげでYahoo! クラウドソーシングの2択問題でも、クリック位置がほぼ同じなために意図せず2問連続して同じ答えを押してしまうといった、気に入らない事象が起こっていました。
それでも我慢して使って来ましたが、今年の3月あたりにトリプルクリックになったりドラッグ操作に支障をきたしたりし始めてひどくなったために一旦使用を中止し、マイマウスボックス(ただの小さいダンボール箱)からRazer社のNaga Epicを取り出し、代理として投入していました。
Razer Naga Epicはゲーミングマウスとして位置づけられる他ボタン高機能マウスですが、トラックボールの快適さに慣れた私には、パームレストを別途使わなければならない面倒さと手首の疲れが不快でたまりませんでした。
そこで、面倒そうだと敬遠していたM570のスイッチ交換をすることにしました。
スイッチ交換をするためにはハンダ付けをしなければなりません。
幸いにも中学生の時に選択技術の授業でスパイダーコイルラジオを作った時にハンダ付けを経験し、その後家でも何回か親の手伝いでやっていたことがあったので、ハンダ付けへの抵抗はありませんでした。
しかし道具がないので、それらを少しでも安くそろえるのに頭を使いました。
結局、買った道具は以下のようになりました。
はんだごて20W(はんだ付け用) : ダイソー (420円)
はんだごて40W(はんだ外し用) : ダイソー (525円)
精密機器用はんだ : ダイソー (100円)
はんだ吸い取り器 : ダイソー (210円)
工具ボックス : ダイソー (105円)
こて台 : goot こて先クリーナー ST-30 (ホーマックで398円)
ヘクスローブドライバー T-6 : ANEX社製 (ホーマックで448円)
プラスドライバー No.00 : 高儀 超精密ドライバーセット台湾製(ホーマックで248円)
全部で2500円以下です。
はんだごて40Wは、はんだ外しには20Wでは時間がかかりすぎると分かって急いで買ったもので、当初は2000円もかからないでそろえられるはずでした。
これで、半田ごてをgootの1000円くらいするものでそろえていたらこの2倍にはなっていたと思います。
何度も店をまわって、少しでも安くそろえられないかと悩みました。
あとは、M570標準のスイッチの代替として名高いオムロンの超小型スイッチD2F-01Fを、オムロンFAストアから190円*2個+送料525円=905円で買い、準備完了です。
他の通販サイトではもうちょっと安く買えるところがあるっぽいです。
ちなみに魔改造対象となるM570に関しては、約1ヶ月前に、電池ケース部分にラベルが健全な状態で残っている時にロジクールに修理依頼を出して代替品を無料でいただいています。
そろそろ発売から3年経とうかという時で、無料で代替品をいただけるのは今しかないと思って、この時期にしました。
他に、家に既にあった簡易工具セットから、ニッパーを用意しました。
道具がそろったところで、仕事が休みな今週の水曜日にやることにしました。
もちろんその数日前にいらない携帯ラジオを分解して、やりやすそうなコンデンサでハンダ脱着の練習を充分にしてから挑みました。
以下、画像がないですがご了承下さい。
なるべく文字だけでもわかりやすく書くようにはしますので。
----------
あらかじめボールと電池カバー、電池、格納してあればUnifyingレシーバーを外しておいて下さい。
まずは外身の分解。
裏カバーを外すためには、本体を裏返して、向かって右以外の3つのソールをはがしてネジを露出させる必要があります。
ソールは両面テープでくっついているので、うまくはがせばそのまま本体に張って再利用できます。
私はスイッチ交換作業が完了するまでの間、セロテープの粘着部に貼って小型ジッパー袋に入れて保管しておきました。
ネジはあらかじめ露出している1つを含めた4つのほかに、電池を入れるところについているラベルをはがした先にもう一つあります。
私は注意深くやって、ラベルをすべてはがしました。
意外ときれいにはがれるもんです。
次はネジを外します。
このネジが特殊なもので、ヘクスローブと呼ばれる6つの出っ張りがある星型のネジです。
もちろん専用のドライバーが必要です。
ヘクスローブドライバー、サイズはT-6です。
しかしこのネジ、すごく回しやすいんです。
普通のプラスネジは全てこれに置き換えたらいいんじゃないかと思うくらいです。
ヘクスローブネジを全て外して表カバー(メインボタン側のカバー)を慎重に取り除くと、基盤が露出します。
次にやるべきことは、ボールの動きを読み取るボール受けを外すことです。
ただしこれは自信があれば外さなくてもいけます。
外すには、基盤とをつないでいるフラットケーブルを外す必要があります。
慎重に、慎重に引っこ抜いて下さい。
しかし私、それを分かっていながら、「もう少しだ!!!!」と焦って力を入れ過ぎ、ケーブルを抑えているプラスチックの部品をバキッと折ってしまいました。
幸いにも完全な形で折れたため、ボンドでくっつけるまでもなく元に戻せて、容易にグラグラすることもありませんでした。
なので、一瞬「やべえ!!終わった!!!道具代がパーになっちまった!!!!」と思いましたがどうということはありませんでした。
むしろフラットケーブルの着脱がしやすくなって、「このほうが良かったんじゃないか」と思いました。
しかしみなさんはこのようなことのないように気をつけて、慎重に、慎重に外しましょう。
その後は裏カバーから基盤を外します。
プラスネジを4つ外す必要があります。
必要なのはNo.00です。
超精密ドライバーを買う前、No.0でやってみたらネジ山がつぶれるところでした。
絶対にNo.00が必要です。
ぴったりフィットするとはいえ、これらも慎重に外しましょう。
ネジを取ったら基盤を外すのですが、電池カバーのプラス側端子を上にずらしてから基盤を上にずらすと取りやすいです。
基盤を外し、電源スイッチを取り除いたらいよいよ既存のスイッチを外します。
ただしここからはハンダの脱着を繰り返し練習してから行うことを強く推奨します。
そして、道具の取り扱いに充分に注意しないと、身を焦がします。
さて、水色の、どこの馬の骨とも分からぬ物体が、外すべきマイクロスイッチです。
はんだごて(40W)とこて台、はんだ吸い取り器と、必要ならば最初のコーティング用にはんだを使います。
はんだごてをコンセントにつないでこてを充分に熱したら、必要ならこて先にはんだをコーティングします。
こうしないと、ダイソーのはんだごての説明書きにすら書いてますが、こて先が酸化してはんだがうまく乗らなくなります。
そしたらいよいよスイッチを基盤から外します。
そのままではサイドボタンを構成する基盤のせいでグラグラするので、テーブルの端に洗濯ばさみで固定して行いました。
M570のはんだは、鉛フリーのものだからか20Wでは3分以上我慢強く熱していないと融けてくれません。
なので40Wのを使います。
40Wのはんだごては、本来プリント基板にはオーバースペックなので、長々と押し当てないようにしましょう。
基盤が壊れます。
それに注意すれば、瞬時にはんだを融かしてくれる優れものとして付き合えます。
はんだが融けたら、はんだ吸い取り器でシュッと。
まだはんだが残っているようなら吸い取り器をもう一度セットして、繰り返します。
私はこの吸い取り器のセットをする際、M2機関銃のリロードをする時の某米陸軍兵をまねて「Reload, reload !!」とつぶやきます。
ある程度はんだが取れたらスイッチを外すのですが、私の場合、どうしてもはんだが残ってうまく外れてくれませんでした。
そこでニッパーの出番です。
実力行使に出ます。
基盤裏側に出ているスイッチの端子をニッパーでぶった切り、今度は基盤表側にあるスイッチのてっぺんを揺さぶっていきます。
すると水色の部分のみが取れ、中から黄色いパーツが出てきます。
マイクロスイッチの中身が見えてしばし感激したら、取ったものをどっかによけておきます。
邪魔者がいなくなったので再度ニッパーで揺さぶると、意外と簡単に外れてくれます。
ここまでやれば外したスイッチはもう原型をとどめていませんが、何度も基盤を熱して壊すよりはマシです。
実際私は40Wで熱しすぎて基盤側の端子?部分を1つ融かしてしまいました。
なので、外れてくれなければすぐに実力行使に移ったほうが良いです。
これで穴が3*2個空きました。
次に新しいスイッチD2F-01Fを取り付けます。
安いとはいえ、失敗すれば通販の場合はまた数日待たなければならなくなるので注意しましょう。
ここでは20Wのはんだごてを使います。
ダイソーの鉛入りはんだでは20Wで充分です。
そのまま穴に差し込んではんだ付けを、といきたいところですが、ポロッと落ちやすいので、周囲の部品に基盤表側てっぺんをセロテープでも使って仮止めしたほうが良いでしょう。
あとは、普通に基盤を熱して、はんだを供給して、ソフトクリームを作る時の最後のようにシュッととがらせるように意識すればうまくはんだ付けできます。
はんだの種類のせいか、はんだ外しよりはんだ付けのほうが数倍楽です。
でもちゃんと仮止めしていないと、スイッチが斜めになって、本体表カバーがうまくはまらなくなります。
私の場合は右のスイッチの手首側が少し上がってしまいましたが、はんだの付け直しをすることなくなんとか許容範囲内に抑えられました。
あとは元通りにするだけです。
まずは電源スイッチを載せ、その上から基盤をかぶせて電池が接触する部分のプラス側をはめ、ボール検出部とをつなぐフラットケーブルを取り付けて検出部を溝にはめこみます。
この検出部のはめこみを行うと、ネジの位置決めが行いやすいです。
そして基盤を本体裏カバーに合わせ、プラスネジ4つをネジ山をつぶさないよう慎重に締めます。
この時うまくはまらなければ、本体裏カバーのネジを入れる部分の周辺がバリとなって邪魔している恐れがあります。
この場合は無理にはめず(はめると斜めになって表カバーのほうがはまらない)、小さい金属の丸ヤスリと角ヤスリを使ってバリを取ってから再度はめたほうが良いです。
これが終われば、プラスネジ4本をNo.00を使って締め、表カバーをはめ、ヘクスローブネジ全5本をヘクスローブドライバーを使って締め、各ボタンがちゃんと押ささることを確かめ、最後に電池とボールを入れて電源を入れ、正常に動作すれば、ソールを貼り直して完成です。
押ささらなければもう一回ヘクスローブネジを外して、基盤がちゃんとはまっていることを確かめてください。
意外とあるのが、サイドボタンを構成する基盤がナナメっていること。
ここが平行になっていないとうまくはまりません。
また、電源スイッチが奥にありすぎて指ではうまく届かない場合もダメです。
この場合は基盤の各ネジがちゃんと締まっているか確かめましょう。
どのボタンも快適な押し心地になっていれば問題ありません。
----------
こうしてM570の新たな触覚となったD2F-01Fは、M570標準のスイッチよりも軽い気がします。
カチッと音がするまでは同じ力っぽいですが、音がした後の力が解放される感覚が軽いです。
ボタンが軽い……こんな幸せな気持ちでブラウジングするのは初めて………もう何も(ry
また、私の場合は右スイッチがちょっとナナメに取り付けられたせいか、左ボタンよりも全体的に軽い力で操作できます。
気持ちの良い音と感触を残してくれます。
もちろんチャタリングは一切ありません。
どこまでもってくれるか楽しみです。
ボールのほうは、使用を中断する前にボナンザ(コーティング剤)を塗りたくったせいか、非常に快適です。
微妙に擦れる音がしますが、抵抗はなくなっているので我慢することにします。
今回は、保証対象外の改造という意味で「魔改造」という言葉を使いましたが、やってる人は比較的多いようです。
魔改造を名乗るなら、時間と予算があれば、ボール受けのペアリング化もやってみたいと思っています。
一生の相棒にするつもりで、これからも末永く使い続けます。
少なくとも、M570を超える無線親指トラックボールが出るまでは。
最後に、これらなしでは当サイトでこのような作業あるいは記事の作成を成し得なかったであろう、偉大なるサイト様をご紹介します。
ロジクールM570の修理 - オペアンプ好きの雑記(仮)
トラックボールM570をベアリング化改造! (Trackball M570 bearing hack) - 萌えないごみの日
以上、長々と、男ながら最近買った約7000円のメイド服Sを着て、地元のカップ酒やスクリュードライバーや烏龍茶を呑みながら徹夜で一気に書きまくりました。
ここまでカオスなテンションに付き合っていただき、本当にありがとうございました。
関連記事:
Logicool M570を使ってみた
M570、7ヶ月目にしてついに電池切れ
はんだ付けそのものについては他サイト様のほうが詳しいのでそちらを参照してください。
また、本作業は保証対象外の行為となります。
ご了承いただける方のみ続きをご覧ください。
一昨年12月に買って以来絶えること無く使ってきた、ロジクールの親指トラックボールM570。
ネット上で「ロジクールのマウスはチャタリングが起こりやすい」と言われていますが、ヘビーに使ってきた私のM570は1年と経たずしてチャタリングが起こり始めました。
おかげでYahoo! クラウドソーシングの2択問題でも、クリック位置がほぼ同じなために意図せず2問連続して同じ答えを押してしまうといった、気に入らない事象が起こっていました。
それでも我慢して使って来ましたが、今年の3月あたりにトリプルクリックになったりドラッグ操作に支障をきたしたりし始めてひどくなったために一旦使用を中止し、マイマウスボックス(ただの小さいダンボール箱)からRazer社のNaga Epicを取り出し、代理として投入していました。
Razer Naga Epicはゲーミングマウスとして位置づけられる他ボタン高機能マウスですが、トラックボールの快適さに慣れた私には、パームレストを別途使わなければならない面倒さと手首の疲れが不快でたまりませんでした。
そこで、面倒そうだと敬遠していたM570のスイッチ交換をすることにしました。
スイッチ交換をするためにはハンダ付けをしなければなりません。
幸いにも中学生の時に選択技術の授業でスパイダーコイルラジオを作った時にハンダ付けを経験し、その後家でも何回か親の手伝いでやっていたことがあったので、ハンダ付けへの抵抗はありませんでした。
しかし道具がないので、それらを少しでも安くそろえるのに頭を使いました。
結局、買った道具は以下のようになりました。
はんだごて20W(はんだ付け用) : ダイソー (420円)
はんだごて40W(はんだ外し用) : ダイソー (525円)
精密機器用はんだ : ダイソー (100円)
はんだ吸い取り器 : ダイソー (210円)
工具ボックス : ダイソー (105円)
こて台 : goot こて先クリーナー ST-30 (ホーマックで398円)
ヘクスローブドライバー T-6 : ANEX社製 (ホーマックで448円)
プラスドライバー No.00 : 高儀 超精密ドライバーセット台湾製(ホーマックで248円)
全部で2500円以下です。
はんだごて40Wは、はんだ外しには20Wでは時間がかかりすぎると分かって急いで買ったもので、当初は2000円もかからないでそろえられるはずでした。
これで、半田ごてをgootの1000円くらいするものでそろえていたらこの2倍にはなっていたと思います。
何度も店をまわって、少しでも安くそろえられないかと悩みました。
あとは、M570標準のスイッチの代替として名高いオムロンの超小型スイッチD2F-01Fを、オムロンFAストアから190円*2個+送料525円=905円で買い、準備完了です。
他の通販サイトではもうちょっと安く買えるところがあるっぽいです。
ちなみに魔改造対象となるM570に関しては、約1ヶ月前に、電池ケース部分にラベルが健全な状態で残っている時にロジクールに修理依頼を出して代替品を無料でいただいています。
そろそろ発売から3年経とうかという時で、無料で代替品をいただけるのは今しかないと思って、この時期にしました。
他に、家に既にあった簡易工具セットから、ニッパーを用意しました。
道具がそろったところで、仕事が休みな今週の水曜日にやることにしました。
もちろんその数日前にいらない携帯ラジオを分解して、やりやすそうなコンデンサでハンダ脱着の練習を充分にしてから挑みました。
以下、画像がないですがご了承下さい。
なるべく文字だけでもわかりやすく書くようにはしますので。
----------
あらかじめボールと電池カバー、電池、格納してあればUnifyingレシーバーを外しておいて下さい。
まずは外身の分解。
裏カバーを外すためには、本体を裏返して、向かって右以外の3つのソールをはがしてネジを露出させる必要があります。
ソールは両面テープでくっついているので、うまくはがせばそのまま本体に張って再利用できます。
私はスイッチ交換作業が完了するまでの間、セロテープの粘着部に貼って小型ジッパー袋に入れて保管しておきました。
ネジはあらかじめ露出している1つを含めた4つのほかに、電池を入れるところについているラベルをはがした先にもう一つあります。
私は注意深くやって、ラベルをすべてはがしました。
意外ときれいにはがれるもんです。
次はネジを外します。
このネジが特殊なもので、ヘクスローブと呼ばれる6つの出っ張りがある星型のネジです。
もちろん専用のドライバーが必要です。
ヘクスローブドライバー、サイズはT-6です。
しかしこのネジ、すごく回しやすいんです。
普通のプラスネジは全てこれに置き換えたらいいんじゃないかと思うくらいです。
ヘクスローブネジを全て外して表カバー(メインボタン側のカバー)を慎重に取り除くと、基盤が露出します。
次にやるべきことは、ボールの動きを読み取るボール受けを外すことです。
ただしこれは自信があれば外さなくてもいけます。
外すには、基盤とをつないでいるフラットケーブルを外す必要があります。
慎重に、慎重に引っこ抜いて下さい。
しかし私、それを分かっていながら、「もう少しだ!!!!」と焦って力を入れ過ぎ、ケーブルを抑えているプラスチックの部品をバキッと折ってしまいました。
幸いにも完全な形で折れたため、ボンドでくっつけるまでもなく元に戻せて、容易にグラグラすることもありませんでした。
なので、一瞬「やべえ!!終わった!!!道具代がパーになっちまった!!!!」と思いましたがどうということはありませんでした。
むしろフラットケーブルの着脱がしやすくなって、「このほうが良かったんじゃないか」と思いました。
しかしみなさんはこのようなことのないように気をつけて、慎重に、慎重に外しましょう。
その後は裏カバーから基盤を外します。
プラスネジを4つ外す必要があります。
必要なのはNo.00です。
超精密ドライバーを買う前、No.0でやってみたらネジ山がつぶれるところでした。
絶対にNo.00が必要です。
ぴったりフィットするとはいえ、これらも慎重に外しましょう。
ネジを取ったら基盤を外すのですが、電池カバーのプラス側端子を上にずらしてから基盤を上にずらすと取りやすいです。
基盤を外し、電源スイッチを取り除いたらいよいよ既存のスイッチを外します。
ただしここからはハンダの脱着を繰り返し練習してから行うことを強く推奨します。
そして、道具の取り扱いに充分に注意しないと、身を焦がします。
さて、水色の、どこの馬の骨とも分からぬ物体が、外すべきマイクロスイッチです。
はんだごて(40W)とこて台、はんだ吸い取り器と、必要ならば最初のコーティング用にはんだを使います。
はんだごてをコンセントにつないでこてを充分に熱したら、必要ならこて先にはんだをコーティングします。
こうしないと、ダイソーのはんだごての説明書きにすら書いてますが、こて先が酸化してはんだがうまく乗らなくなります。
そしたらいよいよスイッチを基盤から外します。
そのままではサイドボタンを構成する基盤のせいでグラグラするので、テーブルの端に洗濯ばさみで固定して行いました。
M570のはんだは、鉛フリーのものだからか20Wでは3分以上我慢強く熱していないと融けてくれません。
なので40Wのを使います。
40Wのはんだごては、本来プリント基板にはオーバースペックなので、長々と押し当てないようにしましょう。
基盤が壊れます。
それに注意すれば、瞬時にはんだを融かしてくれる優れものとして付き合えます。
はんだが融けたら、はんだ吸い取り器でシュッと。
まだはんだが残っているようなら吸い取り器をもう一度セットして、繰り返します。
私はこの吸い取り器のセットをする際、M2機関銃のリロードをする時の某米陸軍兵をまねて「Reload, reload !!」とつぶやきます。
ある程度はんだが取れたらスイッチを外すのですが、私の場合、どうしてもはんだが残ってうまく外れてくれませんでした。
そこでニッパーの出番です。
実力行使に出ます。
基盤裏側に出ているスイッチの端子をニッパーでぶった切り、今度は基盤表側にあるスイッチのてっぺんを揺さぶっていきます。
すると水色の部分のみが取れ、中から黄色いパーツが出てきます。
マイクロスイッチの中身が見えてしばし感激したら、取ったものをどっかによけておきます。
邪魔者がいなくなったので再度ニッパーで揺さぶると、意外と簡単に外れてくれます。
ここまでやれば外したスイッチはもう原型をとどめていませんが、何度も基盤を熱して壊すよりはマシです。
実際私は40Wで熱しすぎて基盤側の端子?部分を1つ融かしてしまいました。
なので、外れてくれなければすぐに実力行使に移ったほうが良いです。
これで穴が3*2個空きました。
次に新しいスイッチD2F-01Fを取り付けます。
安いとはいえ、失敗すれば通販の場合はまた数日待たなければならなくなるので注意しましょう。
ここでは20Wのはんだごてを使います。
ダイソーの鉛入りはんだでは20Wで充分です。
そのまま穴に差し込んではんだ付けを、といきたいところですが、ポロッと落ちやすいので、周囲の部品に基盤表側てっぺんをセロテープでも使って仮止めしたほうが良いでしょう。
あとは、普通に基盤を熱して、はんだを供給して、ソフトクリームを作る時の最後のようにシュッととがらせるように意識すればうまくはんだ付けできます。
はんだの種類のせいか、はんだ外しよりはんだ付けのほうが数倍楽です。
でもちゃんと仮止めしていないと、スイッチが斜めになって、本体表カバーがうまくはまらなくなります。
私の場合は右のスイッチの手首側が少し上がってしまいましたが、はんだの付け直しをすることなくなんとか許容範囲内に抑えられました。
あとは元通りにするだけです。
まずは電源スイッチを載せ、その上から基盤をかぶせて電池が接触する部分のプラス側をはめ、ボール検出部とをつなぐフラットケーブルを取り付けて検出部を溝にはめこみます。
この検出部のはめこみを行うと、ネジの位置決めが行いやすいです。
そして基盤を本体裏カバーに合わせ、プラスネジ4つをネジ山をつぶさないよう慎重に締めます。
この時うまくはまらなければ、本体裏カバーのネジを入れる部分の周辺がバリとなって邪魔している恐れがあります。
この場合は無理にはめず(はめると斜めになって表カバーのほうがはまらない)、小さい金属の丸ヤスリと角ヤスリを使ってバリを取ってから再度はめたほうが良いです。
これが終われば、プラスネジ4本をNo.00を使って締め、表カバーをはめ、ヘクスローブネジ全5本をヘクスローブドライバーを使って締め、各ボタンがちゃんと押ささることを確かめ、最後に電池とボールを入れて電源を入れ、正常に動作すれば、ソールを貼り直して完成です。
押ささらなければもう一回ヘクスローブネジを外して、基盤がちゃんとはまっていることを確かめてください。
意外とあるのが、サイドボタンを構成する基盤がナナメっていること。
ここが平行になっていないとうまくはまりません。
また、電源スイッチが奥にありすぎて指ではうまく届かない場合もダメです。
この場合は基盤の各ネジがちゃんと締まっているか確かめましょう。
どのボタンも快適な押し心地になっていれば問題ありません。
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こうしてM570の新たな触覚となったD2F-01Fは、M570標準のスイッチよりも軽い気がします。
カチッと音がするまでは同じ力っぽいですが、音がした後の力が解放される感覚が軽いです。
ボタンが軽い……こんな幸せな気持ちでブラウジングするのは初めて………もう何も(ry
また、私の場合は右スイッチがちょっとナナメに取り付けられたせいか、左ボタンよりも全体的に軽い力で操作できます。
気持ちの良い音と感触を残してくれます。
もちろんチャタリングは一切ありません。
どこまでもってくれるか楽しみです。
ボールのほうは、使用を中断する前にボナンザ(コーティング剤)を塗りたくったせいか、非常に快適です。
微妙に擦れる音がしますが、抵抗はなくなっているので我慢することにします。
今回は、保証対象外の改造という意味で「魔改造」という言葉を使いましたが、やってる人は比較的多いようです。
魔改造を名乗るなら、時間と予算があれば、ボール受けのペアリング化もやってみたいと思っています。
一生の相棒にするつもりで、これからも末永く使い続けます。
少なくとも、M570を超える無線親指トラックボールが出るまでは。
最後に、これらなしでは当サイトでこのような作業あるいは記事の作成を成し得なかったであろう、偉大なるサイト様をご紹介します。
このサイトなしうるもののなかるべし君らも枝と水とぞならむLogicoolのM570、チャタリング修理 - 日々雑文
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以上、長々と、男ながら最近買った約7000円のメイド服Sを着て、地元のカップ酒やスクリュードライバーや烏龍茶を呑みながら徹夜で一気に書きまくりました。
ここまでカオスなテンションに付き合っていただき、本当にありがとうございました。
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