2013.11.4 05:03(2/3ページ)

高代Cの走塁革命や!あと1点取れない虎変える!!

三塁コーチャーズボックスに立って指導する高代コーチ。虎に走塁革命を起こす(撮影・森田達也)

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 名伯楽の改革は守備面だけではなかった。高代内野守備走塁コーチが大和らの走塁技術に新たなエキスを注入した。

 「もちろん、(走塁も)テリトリーだから、手を付ける」

 三塁ベンチ前に集まった若虎たちは同コーチの指示のもと、打球判断のゴー、ストップを繰り返した。そこに変革があった。ポイントは『第2リード』の取り方だった。

 「このチームはリードが小さい。難しい判断の打球はみんな難しい。でも、当たり前の打球は当たり前にかえらないと。速いスピードのまま、打球判断をしている。極端に言えば、足が止まりそうなところからの方がトップスピードにすぐに入れるんだから」

 例えば、二塁走者の場合、投手が投球動作に入った後の『第2リード』が小さければ、外野に抜けた打球の判断ミスが起きやすい。また、瞬時のためらいが本塁憤死を招く。そんなシーンが今シーズンの虎は目立った。だからこそ、投球する際にリードを多めにとる必要性を説いた。なかでも、レギュラーとして躍進した大和に期待を込めた。

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