広島の小6監禁:医師「影響する精神障害ない」−−公判 /広島
毎日新聞 2013年10月24日 地方版
西区で昨年9月、小学6年の女児が旅行かばんに入れられ連れ去られた事件で、わいせつ目的略取や監禁などの罪に問われた元成城大生、小玉智裕被告(21)の公判が23日、広島地裁(伊藤寿裁判長)であった。
精神鑑定を担当した医師が出廷し、小玉被告について「犯行に直接的な影響を与える精神障害はない」と述べた。また、同被告には適応障害や広汎(こうはん)性発達障害などがあるものの「犯行に影響を与えるほどではない」と影響を否定した。11月15日に論告求刑がある。
起訴内容によると、小玉被告は昨年9月4日午後8時40分ごろ、西区の路上で、わいせつな行為をする目的で、塾帰りの女児をナイフで脅して近くのビル内に連行。女児を旅行かばんの中に閉じ込め、タクシーに乗車して連れ去ったとしている。【黄在龍】