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日銀 大規模な金融緩和策を継続へ10月31日 13時51分
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日銀は、31日開いた金融政策決定会合で、デフレからの脱却を確実にするため、ことし4月に導入した大規模な金融緩和策を継続することを決めました。
日銀は31日、金融政策決定会合を開き、国内外の景気や物価動向について議論しました。
その結果、ことし4月に導入した大規模な金融緩和策を当面、維持することを全員一致で決めました。
国内の景気は、日銀が今月まとめた「地域経済報告」で、全国9つの地域すべての景気判断が上方修正されるなど、企業の生産の増加や雇用の改善といった前向きな動きが、地方経済にも広がりつつあります。
一方で、新興国経済の減速など海外経済には不透明さも残っており、日銀としては、デフレからの脱却を確実にするため大規模な金融緩和の維持を決めたものです。
また、31日の会合では、再来年度にかけての経済と物価の見通しも議論しており、このあとその内容が公表されます。
日銀はこれまで、来年4月の消費税率の引き上げを踏まえても景気は大きく落ち込まず、消費者物価の上昇率は再来年度には1.9%と、2年程度で2%としている物価目標の達成は実現できると見込んできましたが、最新の見通しでこれらの内容が修正されるのかどうかが注目されます。
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