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【格闘技】

東日本新人王に17歳 前川龍斗

2013年11月4日 紙面から

3回、金子(右)にパンチを繰り出す前川=後楽園ホールで(斉藤直己撮影)

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 ボクシングの第70回東日本新人王決勝大会が3日、東京・後楽園ホールで行われ、大会最年少の前川龍斗(17)=協栄=が金子智之(22)=国際=に判定勝ちし、ライトフライ級の東日本新人王に輝いた。

 プロ初の勲章にも、未完の大器は浮かぬ顔だ。「反省が多い。でも、東日本を取ったからには、全日本も取ります」。9月の準決勝では減量に失敗し、徹夜の練習でギリギリで計量パス。そして、今回もやらかした。

 うつぶせに寝るくせがあることから、10日前に重症の腰痛を発症。減量のためにジム通いは続けたが、それ以外は、腰にコルセットを巻き、来春デビューを控える弟と二人暮らしをするアパートで寝たきりの生活。この日は金子を追い詰める場面もあったが、倒し切れなかったのは、練習不足の影響もあるだろう。だが、それでも勝ってしまうのだから、やはり潜在能力の底が見えない。

 15歳でタイでプロデビューし、4連続KO。今年1月に17歳になって、晴れて日本デビュー後は3連続判定勝ち。目標は十代世界王者。西日本新人王と対決する12月22日の全日本大会は、あくまで通過点だ。 (竹下陽二)

 

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