優勝パレードでも上原にユウジコール　田沢は名前間違われた！？

　約３時間に及んだ優勝パレードでは、日本人コンビにも熱烈な声援が送られた。上原浩治（３８）と田沢純一（２７）両投手は同じ車に乗り、記念撮影するなど終始笑顔。時事電などによると、沸き起こる「コウジコール」に上原は「反応はすごい。うれしい気持ちになった」と優勝の喜びをかみしめた。

　上原は守護神として大車輪のシーズンだったが、「正直、実感がない。引退しないと満足感は出ない」と自身の働きぶりには冷静。「１週間ぐらい休んで、トレーニングを始める。まだまだ伸びると思っている。年齢で野球をするわけじゃないので」と早くも来季に目を向けた。

　一方、優勝パレードが初めての田沢は一部ファンから上原と間違えて、声を掛けられる場面もあったそうで、「もうちょっと知名度を上げたいなと思った」と苦笑。レギュラーシーズンとプレーオフを合わせて８４試合に登板し、「初めてシーズンを通してメジャーにいて、精神的にきついこともあった。もがき苦しんだ分は、来年に生きるのではないか」と話し、一層の向上を誓った。