2013年11月03日

11月3日日経朝刊

きのうは、「指名されたらどこへでも行く」と爽やかに楽天に入ったマー君が負けてしまいました。相手投手は「巨人じゃないとイヤッす」の爽やかじゃない選手でした。爽やかじゃない巨人を象徴するような選手です。
マー君は疲労がたまっていたのでしょうか。レッドソックスの上原も「吐きそうだった」と言っていました。
東北の方々のためにも打線が爆発して初の日本一になってもらいたいと思います。「勝って当然」の巨人はこれから何度もチャンスがあるのでしょうから。
ということで爽やかじゃない朝を迎えましたが、気持ちを切り替えて朝刊です。
「権力者たちのガジェット <英字紙> 海外情報を収集 首相時代も愛読」という記事があります。
戦後の首相でほぼ毎日、英字紙を手放さなかったのは宮澤喜一元首相くらいだろう。移動時間などにジャパンタイムズを読むのが日課で、激務に追われた首相在任時も英字紙や英経済誌エコノミスト、米誌のタイムとニューズウイークを読む時間を大切にした。
歴代首相が重んじた「親しみやすさ」からすればむしろ逆効果の英字紙を好んだのはなぜか。
元首相は旧東京帝大法学部卒業後、旧大蔵省に入省し、津島寿一蔵相の秘書官に就いた。占領軍の民生担当官と英語で交渉するなど当時から英語力は群を抜いていた。
英字紙へのこだわりは、英語力の維持・向上以外の目的があった。「1日30分でもいいから英字紙を読むと役に立つ」。1974年、おいの宮沢洋一自民党政調会長代理が旧大蔵省に入省する際にはこう助言した。
洋一氏は「当時、英字紙は日本の新聞より海外情報が早かった。中近東など日本の新聞にあまり載らない情報も得られた」と狙いを説明する。「日本の新聞と英字紙で書きぶりが違うことも参考にしていた」。元首相は語彙も広く、道の単語を見つけると喜んだという、とあります。
ガジェットとは、気の利いた小物、道具、仕掛けの意味だそうです。
安倍は1日30分、海外の日本に関する記事をチェックしているのでしょうか。
世界の中の日本という考え方をすれば、世界がどう見ているかということは非常に重要なことと国民の一人は思います。
反論・説得するにしろ、修正するにしろ、相手の考えを理解しなくてはならないはずです。
どうも安倍は、そういう考え方はしていないようです。ボクが正しいんだもんです。
「日本の新聞と英字紙で書きぶりが違うことも参考にしていた」、これも政治家だけではなく、国民にとっても重要なことと国民の一人は思います。
メディア・リテラシー、情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力、という面から必要なのです。
例えば先日ご紹介した、米ニューヨーク・タイムズ(電子版)の29日の社説のタイトルは「日本の反自由主義的秘密法」、というのも特定秘密保護法案を考えるうえで見逃せないものですが、国民の一人が見たのは日刊ゲンダイという夕刊紙でした。
大メディアは、権力者に都合が悪いことはあまり書かないと国民の一人は感じています。
「権力者たちの」というタイトルもなかなかです。
権力者、安倍のガジェットは何なのでしょうか。
「永田町インサイド 日銀・法制局・NHK…『任用』続々 安倍主導人事 聖域踏む込む」という記事があります。
安倍首相がこれまでの永田町や霞が関の慣例にとらわれない人事を相次ぎ打ち出している。「通貨の番人」として金融政策で独立性を持つ日銀や「法の番人」といわれる内閣法制局などのトップに意中の人物を送り込み、自らの主張に沿った政策を実現する環境を着々と築く。個人的な関係を重視する姿勢も目立ってきた、とあります。
米国では連邦最高裁判事の人事は極めて政治的なのだそうで、妊娠中絶への是非が保守とリベラルを分け、大統領が共和党だと保守は、民主党だとリベラル派の候補を判事に指名する傾向が強いのだそうです。
いまの内閣法制局長官、小松氏は最高裁判事になる資格十分なのだそうです。
憲法改正を狙う安倍の味方を最高裁に送り込むということだと思います。
NHK人事では安倍が子ども時代の家庭教師など、考えの近い人や個人的関係の深い人を経営委員候補にしています。
これも来年1月のNHK会長人事を見据えたもののようです。
「報道」も「政策」に当てはまるのでしょうか。国民の一人は絶対に「否」と思います。
いまでもメディア・リテラシーが必要とされているのに、公共放送まで安倍の意のままでは「独裁体制」です。AHK(安倍放送協会)です。
こんな人事をしながら受信料を国民から巻き上げる、冗談じゃない。自民党でNHKの運営費を支払えと国民の一人は申し上げます。
細川内閣で政務の首相秘書官だった駿河台教授の成田憲彦は「政治任用は否定するものではないが、自らの政策実現のための人事で結論が見え過ぎる。個人的なつながりばかりが目につけば政治の公平性に国民の不信を招く」と警鐘を鳴らしている、ともあります。
「結論が見え過ぎる」ではなく、「下心、悪だくみが見え過ぎる」ではないでしょうか。
一連の人事は危険な臭いがぷんぷんします。
posted by ヒカルさん at 08:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: