警視庁巡査部長:児童買春容疑、弁護士が地検に告発
毎日新聞 2013年10月22日 19時48分(最終更新 10月22日 23時52分)
警視庁石神井署の男性巡査部長(42)が少女2人にわいせつな行為をしたとして、少女の弁護士が22日、児童買春禁止法違反容疑などで東京地検に告発状を提出した。
告発状によると、巡査部長は6月13日夜、埼玉県川口市の路上で17歳と18歳の少女2人に「1人3万払う」などと援助交際を持ちかけ、ホテルで17歳の少女にわいせつな行為をし、18歳の少女には警察手帳を示して脅迫し、わいせつな行為をしたとしている。少女2人は巡査部長が寝入った後、証拠にしようと警察手帳を持ってホテルを出たという。
警視庁は8月29日、警察手帳を盗んだ窃盗容疑で少女2人を逮捕。17歳の少女は処分保留で釈放されたが、18歳の少女は家裁送致された。弁護士は「被害者が逆に捜査を受けた。事件から4カ月たっても巡査部長は何の処分もされていない」と批判。警視庁警務部の池田克史参事官は「現在捜査中で、捜査・調査を尽くし、処分すべき時は厳正に処分する」と話している。【吉住遊】