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原発事故後初の黒字…東電社員が「夜の銀座」に帰ってきた - ゲンダイネット(2013年11月3日10時26分)

 <業者にタカるセコイ輩も>

 

  東京電力は福島原発事故から3年ぶりに中間決算が黒字転換した。

 

  原発事故直後は「世間の目があるから高い店は自粛」なんて“不文律”もあったそうだが、だんだん“夜の宴(うたげ)”も復活しつつあるらしい。ある銀座の小料理屋の女将が耳打ちする。

 

 「本社が銀座の隣にあるでしょ。以前は週に3回通ってくれた東電の常連さんがいたけど、事故後はピタッと来なくなったの。毎回1万~2万円は使う人だから痛かったけど、その人がね、今年の夏ごろから週イチペースで顔を出すようになってきたのよ。『そろそろほとぼりも冷めただろ』なんて笑ってたわ」

 

  座ってウン万円、銀座高級クラブの30代ホステスも口をそろえる。

 「東電の客がいなくなって銀座のクラブは大打撃だったのよ。東電だけで持っているような“箱”もあったし。でも、ちらほらだけど見かけるようになってきた。ひと頃の勢いはないし、取引先にたかるセコイ東電さんも増えたけど、来てくれるだけでありがたい」

 

  銀座の40代スナックママもこう話す。

 「ウチは1人1万円台。ホント少しずつだけど、東電さんが戻ってきてくれてる。でも『銀座のスナックじゃまずいから、他の店の領収書を用意しといて』なんて頼まれたり。仕方ないわよね」

 

  さすが黒字企業、飲み方が違うが、釈然としない。黒字転換はコスト削減が功を奏したと報じられているが、人件費カットは183億円。一方、庶民に負担を強いた値上げで、電気料金の実入りは1770億円も増えている。自分たちは大して腹を痛めていない。

 

  さすがにまずいと感じたのか、広瀬直己社長は記者会見で「厳しい状況に変わりはない」と神妙な面持ち。下半期は設備工事の増加などで費用がかさむ見通しで、「コスト削減をさらに深掘りしていく」なんて言い訳していた。が、社員には、しおらしいフリは浸透していない。

 

 「今でも悲愴(ひそう)感が漂っているのは原発関連の部署だけで、他は以前の雰囲気に戻りつつある。給料が下がったとはいえ、最近、都心に戸建てを買った同僚もいます。娘の学校のためだとか。『ローンが組めないメガバンクがあった』なんてボヤいていましたが、特に生活が苦しいというわけではありませんね」(本店勤務の30代社員)

 

  せいぜい景気回復に貢献してください。

 (日刊ゲンダイ2013年11月2日掲載)

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