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【大リーグ】

ジーター、年棒12億円で1年契約 出場17試合なのに、“功労”含みでアップ

2013年11月3日 紙面から

 引退前のご褒美!? ヤンキースは1日、デレク・ジーター遊撃手(39)と1年1200万ドル(約12億円)で契約を延長したと発表した。来季の契約についてはジーター側に950万ドル(約9億5000万円)のオプション(選択権)があったが、球団が250万ドル(約2億5000万円)を上積み。今季は故障で17試合の出場にとどまったものの、ヤ軍一筋の功労者に球団が報いた格好だ。

 厳冬必至だった今オフも、ジーターだけは別格だった。5年ぶりにポストシーズン進出を逃した今季。球団はメジャートップの選手総年俸も削減したいところだったが、ワールドシリーズ5度制覇に導いた主将に提示したのは予想外の大盤振る舞い。昨年10月に左足首を骨折し、開幕は故障者リスト(DL)。7月に復帰後も4度のDL入りを繰り返し、打率1割9分、1本塁打、7打点に終わったジーターへの増額に、球団地元紙ニューヨークポスト(電子版)は「現在の彼に対してではなく、過去のジーターに支払った」と表現した。

 これで来季はヤ軍20年目。リベラを抜き、最も長くヤ軍でプレーした選手となるのは確実となった。ただ、衰えが顕著なベテランに、米紙USAトゥデー(電子版)は「12億円の遊撃手として期待してはいけない」と指摘。「今回の契約は19年もいい夢を見せてくれた選手への、最後のご褒美だ」と来季がラストシーズンになるとの見方を示した。

 世代交代を迫られている常勝軍団。球団の最大限の“誠意”は、現役最多3316安打の名手の最後が近いことも示していると言えそうだ。

 

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