ある公立高校が予定している韓国への修学旅行をめぐり、保護者の一部が、反日感情の高まりや、安全面への懸念から反対の声を上げている。私は教育的視点から、韓国や中国への修学旅行は止めるべきだと思う。
海外修学旅行に詳しい関係者によると、韓国への修学旅行の場合、訪問先に「日本軍慰安婦歴史館」や「安重根義士記念館」が含まれ、中国への場合は「南京大虐殺記念館」などが入るケースが多いらしい。
慰安婦問題は、朝日新聞が1991年に記事を掲載し、これが韓国の新聞に転載され、クローズアップされた。ただ、先の大戦当時、公娼制度は合法で、戦時売春婦である慰安婦は日本兵の数十倍もの高給を得ていた。強制連行を示す政府資料は見つかっていない。
安重根は、日本にとっては初代総理大臣、伊藤博文を暗殺したテロリストである。南京大虐殺は、事実に基づかない反日プロパガンダで、記念館の建設には、日本の左翼政党が深く関与しているとの指摘がある。
私はこれまで世界78カ国を訪れ、アウシュビッツ収容所や、カンボジアのトゥールスレン虐殺博物館、ルワンダのムランビ虐殺記念館、広島の平和記念資料館などに行き、人類の「負の遺産」を後世に残す施設を見てきた。南京大虐殺記念館も訪ねたが、ここが決定的に違うところがある。
他の施設には、無数の人骨や殺害・拷問道具、被害者写真などが残されていたが、南京にはそれらがないのだ。おどろおどろしい展示物や人形はあるが、万人を納得させる具体的証拠はない。上海大学の教授も「南京大虐殺の被害者名簿は、ただの1人分も存在しない」と語ったという。
そういう場所に、知識の乏しい学生を連れて行き、反日プロパガンダを一方的に聞かせるのは大問題だ。学生たちは日本の歴史に罪悪感を覚え、自虐史観に染まっていく。私立高校に比べて、公立高校は中韓両国に修学旅行に行く数が2倍ほど多いというデータがあるが、公立学校の教員組合である日教組と何か関係があるのだろうか。