磐田J2降格秒読みで前田遼一の争奪戦勃発
2013年11月03日 11時00分
Jリーグで3度の優勝を誇り、日本代表FW中山雅史氏(46)や同MF名波浩氏(40)ら名選手を輩出した磐田は、次節の鳥栖戦の結果次第でクラブ史上初となるJ2降格が決定する。
名門クラブが降格すれば、主力選手の流出は必至。昨季J2に降格した神戸では、エースFW大久保嘉人(31=川崎)やDF伊野波雅彦(28=磐田)がチームを離れた。磐田も実績のある選手が多く在籍するため“草刈り場”となりかねない。すでにDF駒野友一(32)やMF山崎亮平(24)MF山田大記(24)が他クラブのターゲットになっている。
最注目選手はエース前田だ。Jリーグで得点王を2年連続で獲得し、ザックジャパンでもエースとして活躍した日本屈指のストライカー。最近はチームの低迷もあって日本代表から遠ざかっているものの、実力は誰もが認めるだけに、国内外のクラブが大争奪戦を繰り広げそうだ。
在京クラブの強化担当者は、すでに前田の去就問題はサッカー界で大きな話題になっているという。「前田に興味を持つクラブはかなりある。『西のほうのチームが動くんじゃないか』という話は聞いているね」と明かした。その“西のチーム”は名古屋と来季からJ1復帰が確実なJ2G大阪とみられる。
Jクラブ関係者によると、ドラガン・ストイコビッチ監督(48)が今季限りで退任する名古屋は攻撃陣の再建が急務とされており、新体制の目玉補強として「前田を迎えるのでは…」とささやかれている。またG大阪も攻撃陣を増強する方針とし、高い決定力を持つ前田に関心を示しているもようだ。
前田自身も来季はブラジルW杯を控えるため、レベルの高いJ1クラブへの移籍を検討するとみられている。降格決定と同時に、前田争奪戦が本格的に始まるはずだ。
【新着記事】
【一宮記念競輪】GⅢ毛織王冠争奪戦 長塚が記念11回目のV
一宮競輪開場63周年記念(GⅢ・毛織王冠争奪戦)は29日、決勝が行われ、関東3番手にいた長塚智広が、猛然と迫ってきた浅井康太に伸び勝って優勝を手にした。
一宮競輪開場63周年記念(GⅢ・毛織王冠争奪戦)は29日、決勝が行われ、関東3番手にいた長塚智広が、猛然と迫ってきた浅井康太に伸び勝って優勝を手にした。