キムタクに“隠れみの” 主演ドラマの不振目立たず これこそ“隠れみの”――。TBSで放送中のSMAP木村拓哉(40)主演ドラマ「安堂ロイド~A.I. Knows LOVE?~」の視聴率が、木村主演ドラマでは過去最低タイとなる13・2%まで下落した。さすがにここまで来ると、TBSで“キムタク不要論”が湧き起こってもおかしくないが、今のところ糾弾する声は、ほとんど上がっていないという。やはりジャニーズ事務所の力か、それともキムタクの過去の実績か。原因は、そのどちらでもなかった。
天下の視聴率男キムタクが、まさに苦境に立たされている。今月始まった「安堂ロイド」は初回こそ視聴率19・2%を記録するも2話目は15・2%に下落。そして10月27日放送の3話目は13・2%まで落ちてしまった。木村の単独主演ドラマとしては、2011年「南極大陸」第5話と並んでワーストタイとなる。
テレビ局関係者は「確かに2話目は、日テレの『行列のできる法律相談所』が18・0%、3話目はテレ朝の『プロ野球日本シリーズ』が20・3%と裏番組が強かった。だがそれと同時にドラマ、そして木村自体に求心力がないことは間違いない。このまま行くと、視聴率1桁というのも見えてくる。もはや“キムタクブランド”は崩壊寸前です」。
そもそもTBSが内々に設定した目標ラインは20%、そしてデッドラインは15%だったという。これまで木村単独主演ドラマ全話平均で15%を割ったことはなく、この設定は、妥当な線と言えるだろう。
「木村なら15%は間違いないということで、多額の制作費を出し、無理をきいたりしているのです。それを3話目であっさり割られちゃうと、局内で、もっと大騒ぎになってもおかしくない。一昨年の『南極大陸』の時など、局内では『キムタクも終わった』など木村の話で持ちきりだったのですが、今回はまったく話題にすら上っていないんですから」とTBS関係者。
なぜこのような事態になっているのか? TBSにとっては、木村よりも、関心が高い出来事がある。それは、大御所司会者みのもんた(69)の降板だ。
「ここ最近、局内はみのや、みのが降板を決めた『朝ズバッ』のことでてんやわんやでした。みのの降板を受け、11月4日からの番組リニューアルに向けて、スタッフは夜を徹してセットの色を塗り直したり大変な作業をしていますよ。誰も木村のことなど頭にないはずですよ。人気低下というありがたくないイメージを避けたい木村にとってはある意味ラッキーでしょうけどね」とは前出の関係者だ。
木村に関心がないのは、TBSだけではない。週刊誌などのメディアを見てもいまだに“みの一色”だ。
「ドラマの数字が悪いからって叩いているヒマなんかない。今、部数に跳ね返るのは、やっぱりみのでしょ!?」と某週刊誌記者も話している。
先週会見を行う前まで、みのがマスコミから逃げることを“隠れみの作戦”などとやゆされたが、木村にしてみれば、みの騒動が本当に“隠れみの”となって、自身のドラマの低視聴率ぶりが大騒ぎになっていないのだから、みのの住む鎌倉には足を向けて寝られない!?
当の木村は視聴率低下にも共演者たちと仲良く撮影ができきているのでご機嫌と報じたが、もはや数字は持っていなくても、いまだツキだけはもっているのかも。
(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)
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