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政治
【山本太郎手紙】与野党から批判の声、処分はどうなる?
2013.11.1 23:10
[国会]
山本太郎参院議員が園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した行為に対して1日、閣僚や与野党から「議員辞職ものだ」(下村博文文部科学相)との批判や厳しい対応を求める声が相次いだ。
下村氏は記者会見で「(山本氏の行為を認めれば)行事で天皇陛下に手紙を渡すことを認めることになる。安易に看過してはいけない」と批判した。自民党の石破茂幹事長も「見過ごしてはならない」と訴えた。
野党からも民主党の松原仁国対委員長が「議員辞職すべきだとの意見には非常に共感する」と強調し、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は「陛下にそんな振る舞いをするなんて、あってはならないことだ」と述べた。
自民党などからは、参院議院運営委員会として山本氏の「除名」(議員辞職)処分などを含む懲罰動議の検討を求める意見が出ている。ただ、参院議事課によると、昭和27年に両院協議会を急に退席した議員4人について懲罰委員会へ付託されたのを最後に、懲罰動議の例はない。「良識の府」として出処進退は自らが決断すべきという建前論があるためとされている。
辞職勧告決議案も法的強制力がなく、「居座ろうと思えばできる」(自民党幹部)ため、参院は対応に苦慮している。
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