飛行機

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シャッタースピード

先週末 韓国チョンジュ国際空港で行われた ソウルエアショーでDEMOフライトを見せるKF-16D。
イメージ 1

エルロンロールで機軸を中心に高速で機体を回転させながら会場の前を通過する姿。


撮影機材は EOS-1D X に EF500mm F4L IS で 1/500  F11   ISO200 
Canonの EF500mm 1つ前のモデルは、フルサイズセンサー搭載のボディーで撮ると F8でも周辺光量不足で四隅が、真っ黒になってしまうので、不本意ながら私は ISO200に上げて 上記のSS 絞りで撮るのが、晴天時のスタンダード。本当は ISO 100  1/500  F8 で撮りたいんだけど Canonさ〜ん !

この画面のKF-16Dは 1/500 で撮ったおかげで 左の主翼と水平尾翼がブレている。エルロンロールの回転速度の早さが、そこから表現できている。1/1000で切ったら 全体がピタっと止まってしまうだろう。

デジタル一眼レフのセンサーが、日進月歩で性能向上しているので、フィルム時代に比べたらISO
感度を上げてシャッタースピードを簡単に上げられる昨今だ。
デジ化してAPS-HやCという見かけ状 望遠効果が1.6倍だの1.3倍だのに稼げる魔法も掛かるのでブレないようにとシャッタースピードを上げがちだが、高速シャッターを切る事で失うものも多々ある。

某月刊誌では、戦闘機を撮る時は1/4000とか、或は 別冊の撮影ガイド本で デジタル時代の基本は
ISO 200  1/1000  F8  なんて高らかに謳ってる プロも居るが、戦闘機だろうが、プロペラ機だろうが1/1000以上切るのは、特別な時だけだヨw

1/1500くらい切って、離陸のスピード感を無くしてしまう背景もカッチり止まった写真なんて 私は撮らない。飛行機写真だって立派なアートの世界なので、細部に拘らなければ 作品のクオリティーはついてこない。

空だけ背景のDEMOフライトだから・・・と1/1500〜1/2000なんかで撮った写真は、

『 金属バットで 飛ぶボールを 打って ホームランだ!』

                                                                         と喜んでいるようなもんさ。

離陸のカットの背景がカッチリ止まっていて、よりスピードが遅いはずの着陸時ランディングロールの背景の方がブレて(流れて)いる  そんな写真は、家で  個人で  こっそり お楽しみ下さい。

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