山本:陛下は聡明で博識な方とお聞きしている。僕が実際に原発作業員や下請けの社長さんから聞いた現状を陛下はすでにご存じかもしれないが直接お伝えしたかった。「陛下に直訴し、僕が注目されることによって、主張を聞いてもらいやすくなる狙いがあったのでは?」との批判があるが、政治利用うんぬんのつもりは1ミリもない。純然たる思いからです。だからこそ、こそっと渡したかったが、望遠(カメラ)で撮られた。マスコミが騒げば騒ぐほど政治利用とされてしまう。これだけ注目を浴びてしまい、手紙の内容が知れると陛下にプレッシャーをおかけすることにもなるので公開するのは難しい。
――園遊会という場を考えても非常識な行為。事前に手紙を渡すことのチェックなどはなかったのか
山本:園遊会は国会議員だからこそ招待されるのは分かっている。ただ園遊会の中で手紙を渡すことが禁じられているとは聞いていなかった。事前にチェックはなく、失礼に当たるかもしれないが、現状を知ってもらいたい気持ちが勝った。
――自民党の佐藤正久参院議員が批判しているように、陛下に手紙を片手で渡すとは“無礼”とは思わなかったか
山本:そこは僕自身、非常に緊張していた。普通に生きていたら陛下にはお会いできない。芸能界時代ももちろん、園遊会に呼ばれたことはない。左手に招待状と手紙をくるんだ物を持っていて、片手でお渡しする形になってしまった。
――今回の行動は問題視され、1日の参院議院運営委員会で協議される
山本:議会内の行動ではないんで、どうなんでしょう。僕はこの国に生きる人を守りたいだけ。人を守らない国は国じゃない。僕のポジションがどうこう言われれば“保守ど真ん中”です。時間との闘いもある。1秒ごとに被ばくしているんです。その思いがあふれた。
一宮競輪開場63周年記念(GⅢ・毛織王冠争奪戦)は29日、決勝が行われ、関東3番手にいた長塚智広が、猛然と迫ってきた浅井康太に伸び勝って優勝を手にした。