2013年11月1日13時09分
【ベルリン=松井健】ドイツの野党議員が10月31日、米政府による情報収集活動を暴露した米中央情報局(CIA)のエドワード・スノーデン元職員と亡命先のモスクワで面会した。スノーデン元職員は、情報収集の実態解明のために証言する用意がある、と述べたという。
緑の党のクリスティアン・シュトレーベレ連邦議会議員が同日、自分のツイッター上などで明らかにした。メルケル首相の携帯電話の盗聴疑惑を受け、ドイツではスノーデン元職員の招致を求める声が野党側から上がっている。
シュトレーベレ氏によると、スノーデン元職員はドイツの検察や議会に証言することに関心を示した。ただ、元職員の弁護士は「出国すれば現在の法的地位を失うため、出国はできない」と述べたといい、元職員が実際にドイツに渡り証言するのは困難とみられている。
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朝日新聞国際報道部
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