THE PAGE 11月2日(土)13時9分配信
開業30周年を迎えた東京ディズニーランドが注目を浴びている。しかし、西のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」も負けてはいない。入場者数は順調に伸びを見せており、2012年度は975万人が来場。今年度は開業来の年間1000万人に届く勢いとなっている。さらに2014年には映画「ハリーポッター」のアトラクションが開業する予定で、USJはじめ地元経済はこの勢いに弾みを付けたい考えだ。
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ハロウィンの31日午後7時前。陽は沈み、あたりは真っ暗。テーマパークなのに照明は暗い。あちらこちらで「キャー、キャー」という女性の楽しそうな悲鳴が聞こえてくる。ゾンビにふんしたUSJのエンターテイナーたち200人が奇声を上げながら来場者を“襲う”。なかには本物のチェーンソーのエンジン音を鳴らしながら歩くゾンビもいる。もちろん刃はないが、仮装や動作は非常にリアルだ。小さな子どもたちなら泣きだすだろう。
バイオハザードやスパイダーマンといった映画の世界を追体験できるテーマパーク。これがUSJの魅力の一つだ。しかし、開業した2001年度に入場者数は1102万9000人を記録したものの、翌年度は反動で763万6000人に。しばらくは800万人台で推移していたが、以降、リーマンショックの影響などもあり、750万人台の年が続いていた。これが目に見えて上昇に転じたのは2011年度。870万人に達し、翌年度は975万人を記録した。キーワードは「両輪戦略」。
確かにリアルなゾンビのように、大人が楽しめるイベントは若い世代、とりわけ女性に喜ばれる。一方で、ベビーカーを押すような子供連れにとって、そんな演出やターミネーターやジュラシック・パークといった小さな子どもが怖がるアトラクションは楽しみたくても楽しめない事情がある。子どもたちが参加できるファミリー向けのアトラクションはできないだろうか? それを実現したのが12年3月にオープンした「ユニバーサル・ワンダーランド」だった。「女性向け」と「ファミリー向け」のアトラクションを充実させ、それらを事業の「両輪」として機能させるという戦略、それが「両輪戦略」だ。
最終更新:11月2日(土)17時54分
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