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日立 イギリスで高速鉄道の車両製造へ
11月2日 6時57分

日立 イギリスで高速鉄道の車両製造へ
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鉄道発祥の地・イギリスで、高速鉄道の車両の製造などを受注した日立製作所は、イギリス国内に建設する車両の製造工場の着工式を開き、今後、日本の鉄道技術がヨーロッパで本格的に広がるのか注目されます。

日立製作所は、老朽化したイギリスの高速鉄道の車両を更新する事業で合わせて866両の車両の製造や27年間にわたる保守点検などを受注し、イギリス国内に工場を建設することを決めました。
1日、イングランド北東部、ニュートン・エイクリフで開かれた工場の着工式には、日立の関係者や建設業者、それにイギリスの政府関係者が出席しました。
工場の建設費は120億円余りで、2016年からの生産開始を目指しており、研究開発も含めておよそ730人を現地で雇用する見通しです。
着工式のあと、イギリスのマクロフリン運輸相は「今回の工場建設は、工場での直接雇用だけでなく、取り引き先での雇用も生み出すだろう」と述べ、雇用増加への期待を示しました。
また、日立レールヨーロッパのアリステア・ドーマーCEOは「日立は新幹線の車両の製造など多くの経験と技術を持っておりイギリスでも役に立てると思う」と話していました。
日立は、工場の建設をきっかけにイギリスだけでなく、ヨーロッパ各地で計画されている鉄道プロジェクトで受注活動を活発化させる方針で、今後、日本の鉄道技術がヨーロッパで本格的に広がるのか、注目されます。

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