2013.11.2 05:03(2/3ページ)

〆て3発!なんと阪神・藤浪が安芸キャンプ1号や

がに股打法?の阪神・藤浪=安芸市営球場(撮影・白鳥恵)

がに股打法?の阪神・藤浪=安芸市営球場(撮影・白鳥恵)【拡大】

 雲ひとつない安芸の空にきれいな放物線を描いた。打球は左翼フェンスを軽々とオーバー。推定120メートル弾。打撃ケージ横で見守った新任のオマリー打撃コーチ補佐も「ワオッ!!」と目を丸くした。それもそのはず。一撃の主はなんと、藤浪。野手よりも早く、今秋の安芸第1号をぶっ放したのだ。

 「自分の場合はセンスがない。最悪でも犠打を決められるようにする」

 控えめに話したが、見事な一発だった。野手が昼食に入るタイミングを見計らい、先に投手陣の打撃練習が行われた。異例の試みは「投手も打席に立つということ。バントも含めて。ランチタイムに時間が空くから、急きょメニューに入れた。何かいいものはないかと工夫してね」と和田監督が説明した。時間を有効活用し、“9人目の野手”も意識改革する。

 その期待に応えるように、西村に続いて2番目にケージに入ると、右腕は13スイングで連続アーチを放ち、2回目は12スイング中に1本。計3本を左翼方向へ運び、虎投唯一のサク越えだ。

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