2013.11.1 19:45

阪神・オマリー打撃コーチ補佐が精力指導

阪神・大和を指導するオマリー打撃コーチ補佐(右)=安芸市営球場(撮影・白鳥恵)

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 阪神は1日、高知県安芸市内で秋季キャンプを開始し、2003年以来の古巣での現場復帰となったトーマス・オマリー打撃コーチ補佐が初指導した。

 7日までの第1クールは主にコーチ陣の観察の期間だが、打撃練習では早速、伊藤隼ら伸び悩む若手に精力的に声を掛けた。2軍で本塁打と打点の2冠に輝いた森田には安定したテークバックの重要性を説き「上半身を動かし過ぎるとボールに遅れる」ときめ細かくアドバイスを送った。

 チームの最大の課題は打線強化だ。現役時代から親交が深く、コーチ復帰を要望した和田監督は「練習方法でもすごく引き出しを持っている」と指導力に期待を寄せた。

 関川、高橋両打撃コーチとは打撃理論を語り合った。オマリー補佐は「同じアイデアで選手に助言ができるように」と複数のコーチの指導による混乱を避ける配慮も忘れていなかった。(共同)