兵庫県警薬物銃器対策課は1日、覚せい剤取締法違反(譲り受け)容疑で兵庫県西宮市に住む無職の男(38)の自宅などを捜索した際、事件とは無関係な同姓同名の別人の捜索差し押さえ令状を取得していたと発表した。
県警によると、同日午前9時15分ごろから、男の立ち会いの下で自宅などの捜索を開始。覚せい剤とみられる白い粉が入ったポリ袋や注射器を発見したが、年齢を不審に思った捜査員が免許証の提示を求めたところ、生年月日が違い、別人と分かった。
捜索先は間違っていなかったが、市内の別の場所に住む同姓同名の30代の男性の生年月日が令状に記入されていた。捜査の過程でこの男性の顔写真も誤って入手していた。
県警は直ちに捜索を中止し、男を西宮署に任意同行。尿検査で覚せい剤の陽性反応が出たため、同法違反(使用)容疑で逮捕した。令状を取り直し、午後に捜索を再開。注射器なども押収し、譲り受け容疑についても調べている。
逮捕容疑は10月下旬から11月1日の間に覚せい剤を注射した疑い。
薬物銃器対策課の北山正紀次席は「今後は基本に忠実な捜査を徹底したい」と話した。(共同)