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初音ミクに藍綬褒章!“生みの親”伊藤さんが受章

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初音ミク(後方)を開発した伊藤博之さん

 政府は秋の褒章受章者を発表した。世界的な人気漫画「AKIRA」で知られる漫画家で映画監督の大友克洋氏(59)が学術、芸術、スポーツ分野の功労者をたたえる紫綬褒章を受章。アニメ監督としては1998年の高畑勲監督(78)以来、15年ぶり2人目。大友氏は漫画家生活40年の経験を踏まえ、同じ道を志す若者に「自分が面白いと思うことをやり通すことが大事」とメッセージを送った。公共の利益に貢献した人が対象の藍綬褒章は、音声合成ソフト「初音ミク」を開発した札幌市のIT企業「クリプトン・フューチャー・メディア」社長の伊藤博之さん(48)ら。

 「世界で最も有名な日本のアイドル」といっても過言ではないであろう「初音ミク」。開発した歌声合成ソフトに仮想アイドルを使い、国境を超えるブームを巻き起こした。48歳での藍綬褒章に、伊藤さんは「(受章者は)大御所が多い印象なので、不思議な感じ」とはにかんだ。

 キャラクターの著作権が年々厳しくなる中、「初音ミク」は非営利であれば、幅広い利用(二次創作)を認めた。伊藤さんは「モチベーションに燃料を投下した」と自負。これにより、キャラクターを用いた創作活動を促進し、さまざまなクリエイターが作品を発表するきっかけを作った。

 北海道大職員を経て1995年、IT企業「クリプトン―」をたった一人で設立。入力した通りの詞とメロディーで歌ってくれる歌声合成ソフトを、2007年に発売した。

 「ニーズがあって実現した商品。突拍子もないものを作ろうとしたわけではない」。開発の経緯をさらりと振り返るが、ソフトとキャラクターは大ヒットした。

[2013/11/2-06:04 スポーツ報知]

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