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【サッカー】

浦和・槙野が打倒マー宣言 きょうナビスコ決勝

2013年11月2日 紙面から

シュート練習を繰り返す槙野(手前)ら浦和イレブン=国立競技場で(沢田将人撮影)

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 打倒、マー君!! Jリーグのヤマザキナビスコ・カップは2日午後1時5分から東京・国立競技場で決勝が行われ、10年ぶり2度目の戴冠を狙う浦和と、14年ぶり2度目の優勝を目指す柏が対戦する。浦和のDF槙野智章(26)は同日のプロ野球・日本シリーズ第6戦で先発する楽天エース田中将大投手をライバル視。「オレもマー(槙野)君。負けられない」と気合十分だ。柏のFW工藤壮人(23)は優勝ゴールを宣言した。

 秋晴れの聖地のピッチを踏むと、自然と笑みがこぼれた。体中に湧き上がるような高揚感と幸福感、使命感を感じ取っていた。槙野は「チーム全体がタイトルを取りたいという思いを非常に持っている。それを明日、ピッチで表現したい」と静かに言った。

 槙野が広島時代から師事するペトロビッチ監督にとっても、初タイトルがかかった大一番。過去に天皇杯、ナビスコ杯と2度も準優勝に終わっているだけに、「まだ恩返しができていない。タイトルが最高の恩返しになる」。槙野はメラメラと燃え上がる闘志を隠さなかったが、発奮する理由はもう一つあった。

 決勝当日夜はプロ野球・日本シリーズ第6戦が開催される。無敗のエース田中が投げ、楽天が初の日本一を飾れば、新聞、テレビなどメディアの扱いも独占されかねない。槙野は「楽天に負けないくらいの熱い戦いを見せないといけない」と話し、所属事務所が同じ同世代の田中に対しても「マー君には負けられないですね。俺もマー君(マキノ)ですから」と、冗談交じりに敵対視した。

 視線の先には勝利、浦和を優勝へと導くゴールがある。「決勝だけどいつも通り。でも、狙うところは狙います」とV弾宣言。柏の守護神は楽天戦に先発する巨人・菅野(すがの)と同じ漢字の菅野(すげの)。本家に負けず劣らず、浦和の「マー君」が菅野の壁を破り、日本一を奪う。 (松岡祐司)

 

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