”神様が、
ダウン症のこの子を授けた”
”この子が、
私を母親に選んで生まれてきた”
”私だったら、
ダウン症のこの子を
育てていける
だから
この子は私の元へやってきた”
そんな巷にありふれた慰めも
”天使の笑顔”という言葉も
”ゆっくり成長していく特性を持って生まれたのであって
ダウン症は病気ではない”なんていう理屈も
私にはまだ
納得できない
現実にあるのは
私が産んだ二人目の子は
ダウン症だという事実
1000人に1人とか言われる
特殊な事例に分類されることだという
疎外感
でも確かに
”生まれるべくして生まれた”
この子の親が誰であれ
運命だの宿命だの
見えない何かは何もないとしても
この子は
”生まれるべくして生まれた”
親である私が
自分を不幸だと位置づけようが、まいが、
この子が求める母親は
私しかいない
それが運命だというのであれば
運命を変えられなかったことを
墓場まで後悔しながら
だけど
生まれるべくして生まれてきたこの子と共に
不公平なこれからの人生を歩んでいこう
この子が
”自分は幸せだ”と信じるこの子の人生を
共に歩んでいこう
ハヤ、
君の愚痴も不満も恨み事も
たった100年以内には
あの世でたっぷり聞いてあげるから
誰にも認められなくても
誰よりも幸せな人生を
共に生きていこうね