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できごと
復活ぶりアピールのパナソニックに地元からは怨嗟の声? プラズマ完全撤退で尼崎工場はどうなる
2013.11.1 09:55
[west経済]
31日発表した平成25年9月中間連結決算で、最終利益が1693億円と過去最高益を達成し、復活ぶりをアピールしたパナソニック。対照的に不安と懸念が広がっているのが兵庫県尼崎市だ。
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というのも、決算会見でパナソニックは尼崎工場(尼崎市)でのプラズマディスプレーパネルの生産を今年中に終了し、プラズマ事業から完全撤退することを正式に発表したからだ。
尼崎工場は平成17(2005)年に稼働。建設の際に県から補助金を受け取ったほか、従業員は地元から積極的に採用しており、第1~3の3工場があったが、業績の悪化から昨年に稼働を第2工場に集約していた。県と尼崎市が土地を所有する第3工場は今年度内に建物を売却する方針で、第1、2工場についても売却を検討している。
尼崎市によると、尼崎工場で勤務するパナソニックプラズマディスプレイの従業員は昨年3月末時点で984人。うち140人が尼崎市民という。
稲村和美市長は「県や関係機関と連携を図り、工場施設の早期の利活用を求めていきたい。従業員の雇用についても、誠実な対応を求めていきたい」とコメントした。
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