園遊会への参列
13日、天皇、皇后両陛下主催の秋の園遊会が東京・港区の赤坂御苑で開かれた。
高校の同期である野田首相の推薦で招待され参列してきた。
園遊会に招待されるのは、内閣総理大臣をはじめとする国会議員、
三権各機関の要人、都道府県の知事・都道府県議会の議長、
その他各界の功労者など、その配偶者を含めた約2,000名である。
何故今回、私がこの栄誉に与かったのかと考えると、訪問歯科を全国展開
している当社が評価されたのか、あるいは、常日頃から随所で語っている
私の想いが密かに通じたのか。
その想いとは、
「未曾有の国難の中にある日本。今後、天皇を中心に再生をはからなければ、
この国の復活はない。“国体”を取り戻さねばならない」
ということである。
そもそも、日本国の国体、すなわち本質は天皇の存在にある。
紀元前660年から、天皇は日本の中心であり、日本の歴史は2600年以上も
その伝統の中で続いてきた。
しかし戦後、天皇制は残されたものの、国民にとって天皇は国の中心である
という意識が抜けてしまっている。
その意識の欠落を埋めなければ、この国の再建・再生はない。
物事は中心が大事であり中心で全てが決まる。
それを何処に据えるかが我が国では決まっていない。
そのため、今日本が抱えている様々な問題は解決せず、
リーダーも育たず、国のシステムは機能していない。
それは自明の理だ。
これは、思想として良い悪い、イデオロギー云々ではない。
日本という国の国体(中心)は天皇である。それが本来の日本のあるべき姿であり、
そういうシステムなのだ。
そして、それを国内外にアピールする場、その1つが園遊会なのである。
この他にも、国民の幸せを願って天皇が行う祭祀は年間200にのぼると
聞いたことがある。
その行事ひとつひとつが天皇という存在が日本という国の中心である
ということを示すものなのである。
まずは、国体をしっかりと据えた上で、政治問題や外交問題、経済の回復、
官僚制度の改革などに着手しなければならない。小手先の改革や、
政策を実施しても、その大本を正さなければ、結局は徒労に終わってしまう。
天皇が日本の国体(中心)であることを踏まえ、日本再建・再生に向けた
様々な政策を実施すべきである。
例えば、2010年6月に政府が公表した「新成長戦略」の1つにもある
医療・介護を産業化することである。
社是に「日本再生」を掲げ、歯科・医科・介護のワンストップサービスを
トップランナーとして提供している当社。
中国、ドバイをはじめとしたグローバル展開に加え、
千葉県柏市で進めている地域包括ケアのプロジェクトがある。
どちらも最終的には「日本再生」に必要不可欠なものだと確信している。
では、具体的にどのようなプロジェクトに着手しているのか。
それについては次回以降詳しく語るとする。