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JTの工場閉鎖 見直しを要望
11月1日 17時47分

「JT=日本たばこ産業」が、福島県郡山市にあるたばこ工場などの閉鎖を決めたことを受けて、福島県の佐藤知事らが1日、東京のJT本社を訪れ、工場閉鎖を見直すよう要望しました。

JTは先月30日、国内でのたばこの販売が減少していることから、郡山市にあるたばこ工場の閉鎖や、須賀川市にある事業所で、原料の葉たばこの加工を取りやめることなどを発表しました。
これを受けて、福島県の佐藤雄平知事と郡山市の品川萬里市長、それに須賀川市の橋本克也市長が1日、東京のJT本社を訪れ、工場の閉鎖の見直しや雇用の維持を要望しました。
これに対して、JTの小泉光臣社長は、「地域にとって重要な話で、今回の要望を大変重く受け止めている」と述べました。
郡山工場では、現在240人余りが雇用されていますが、JTは、工場閉鎖に伴い希望退職を募ったり、グループ内での配置転換を行ったりする方針です。
要望のあと佐藤知事は報道陣に対して、「復興に取り組む福島県にとって大変残念な話で再考してほしいと申し上げた」と述べました。
また、郡山市の品川市長は「工場は100年以上の歴史があり、市民生活とも深いつながりがある。存続が難しいならば、飲料などほかの事業で雇用を維持してもらいたい」と述べました。

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