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高松市 得票0「票まぎれた可能性」
10月30日 20時57分

高松市 得票0「票まぎれた可能性」
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ことし7月の参議院選挙の比例代表で当選した自民党議員の得票が高松市で0票だったことに対し、投票したとする支援者が票の再確認を求めていた問題で、高松市選挙管理委員会は、30日記者会見し、「仕分けた票を運ぶ際などにほかの候補者の票にまぎれる可能性があった」と述べました。

この問題は、ことし7月の参議院選挙の比例代表で、2回目の当選を果たした自民党の衛藤晟一議員の得票が、前回400票以上を獲得した高松市で0票だったことについてことし8月、投票したとする支援者が市の選挙管理委員会に投票用紙の再確認を求める抗議文を提出していました。
これに対し市の選挙管理委員会は、投票用紙の再確認はできないとしたうえで、職員から聞き取り調査などをして開票作業の検証を進め、30日、その結果を公表しました。
記者会見した高松市選挙管理委員会の山地利文事務局長は、「衛藤氏の得票がなぜ0票だったのかは分からなかった」と検証結果を報告しました。
その一方で、候補者ごとに票を仕分けたり票をまとめたりする作業に先に作業が終わった職員が加わった際に引き継ぎがうまくいかず、ほかの候補者の票にまぎれる可能性があったと述べました。
山地事務局長は票を運ぶ担当者を今後、固定することなどを挙げ、「今回の検証結果を次回以降の選挙事務に生かしたい」と話していました。
この問題で、抗議文を提出した高松市の亀山巧さんは「0票という結果が変わらないというのは納得できないし、本音を言えば票の再点検をしてほしい。内部調査には限界があると思うので、できれば第三者を入れた調査機関が再度検証してほしい」と話しています。

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