【佐藤剛志】実物大のクジラやイルカのコンピューター・グラフィックス(CG)映像と、鳴き声を体験できる展示が3日まで、京都大学総合博物館(左京区)で公開され、訪れた人たちの目と耳を楽しませている。

 「ライトアニマル」と呼ばれる新しい動物展示技術で、水族館に行かなくても本物そっくりの海の生物が見られると人気を呼んでいる。同博物館によると、西日本では初公開という。

 空気中より早く、遠くまで音が伝わる水中の環境を再現するため、会場には布状の特殊なスピーカーを4台設置。辺りに響き渡るザトウクジラやミナミハンドウイルカが発する声は、京大の研究者らが収録した。

 家族7人で訪れた四条畷学園小学校4年の野村賢世(けんせい)君(9)=大阪府大東市=は「クジラが思っていた以上に大きくてびっくりした」と話した。問い合わせは博物館(075・753・3272)へ。

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