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国際
韓国、戦時徴用でまた賠償命令 住金に続き三菱重工にも
【ソウル=加藤達也】朝鮮半島の日本統治時代に徴用された韓国人5人が、三菱重工業を相手取って未払い賃金や損害賠償を求めた訴訟の差し戻し控訴審で、釜山高裁は30日、1人当たり8000万ウォン(約700万円)の支払いを命じる判決を言い渡した。
戦時徴用をめぐる韓国での訴訟で、元徴用工に対する日本企業の責任を認める判決は、2012年5月の最高裁、今月10日のソウル高裁に次いで3件目。日本企業に賠償を命じたのは10日のソウル高裁に続き2件目で、進行中の4件の同種裁判に影響を与えるのは必至。元徴用工や遺族らによる賠償請求の動きも加速する可能性が高い。
判決で朴鍾薫裁判長は、旧三菱重工業による徴用について「当時の日本政府の朝鮮半島への不法な植民地支配や、侵略戦争遂行に積極的に加担した人道に反する不法行為だ」と述べた。
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