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【芸能・社会】

有村架純 ライオンマスクで緊迫の演技 映画「JUDGE」出演

2013年11月1日 紙面から

性格は「とってもマイペース」という有村架純=東京都内で(五十嵐文人撮影)

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 NHK「あまちゃん」で、ヒロインの母・春子の青春時代を、懐かしの“聖子ちゃんカット”で演じた有村架純(20)。11月8日公開のスリラー映画「JUDGE/ジャッジ」では、全編監視カメラ映像という特殊な撮影の中、ライオンのマスクを着けての緊迫した演技にも挑戦した。「作品全体の技術にも注目して楽しんで」とさわやかな笑顔でアピールする。

 人気コミックが原作の「JUDGE」は、限られた空間で生死をかけたゲームが展開される、いわゆる“ソリッド・シチュエーション”スリラーだ。罪人として何者かから監禁された7人が、生き残りをかけ、多数決で審判を下し合う死の裁判ゲームを強制される。

 7人は、それぞれ7つの大罪に合わせたマスクを頭からかぶらされており、有村はブログで暴言を吐いたアイドルという設定。傲慢(ごうまん)を示すライオンのマスクだ。マスクは有村の顔や頭を採寸し、フィットするよう作られた。

 「撮影の最初の3日間は、朝から晩までかぶってた。ニスの臭いもあったし、息苦しかった。部屋には窓もないし、“気がめいる”ってこういうことなんだと実感した」と苦笑する。

 多彩なアングルの監視カメラ映像には、インマスク(マスク内)カメラも。「鼻のすぐ上にカメラがあって目線だけで芝居しなくちゃならない。このインマスク対応が一番難しかった。マスクの外は、どこ撮られてるかわかんないくらいあちこちカメラがあって、動作がかわいらしく見えないよう、大きな身ぶりを心がけた」

 劇の進行につれ、中盤からマスクが外され、ようやく顔をさらしての芝居。「誰が敵か味方かわからない。そのグレーな雰囲気で演じるよう求められて。探り探りでしたね」と振り返る。「現実にはありえないけど、この“ゲーム”の生中継を見てる感覚になってもらえたら」と、さりげなく自信ものぞかせた。

 「あまちゃん」の好演で、一気に知名度も人気もアップ。でも、本人は「そんなこと考えたことなくて。作品の影響力はすごいけど、人気が上がった実感はない」と、あっさり。聖子ちゃんカットについては「最初は違和感あったけど、見慣れたら親近感があっていいかなと。確かに私の顔は“昭和顔”」と笑う。

 11月は「JUDGE」や「劇場版SPEC〜結〜」公開のほか、写真集やDVDの発売−と立て続けで、まさにノリにノッている有村。「恋愛・友情ものとか、いつか、ストレートな表現をする女の子の役をやってみたい」と話す。

 自分の性格は「とってもマイペース」と分析。友人から「人の話を聞いてない」と文句を言われるそうだ。好きな男性のタイプは「一緒にいて楽しくて優しい人」。「結婚願望? そりゃありますよ。30歳とか…30代にはしたいな」

 ◆有村架純(ありむら・かすみ) 1993(平成5)年2月13日生まれ、兵庫県出身。09年、所属事務所フラームのオーディションを受けて合格。映画「ギャルバサラ」や「リトル・マエストラ」に主演。趣味は散歩、特技は料理。血液型B。

 

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