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【大リーグ】オルティス、ボストンに捧ぐMVP 「ここは俺たちのピーな街だ」2013年11月1日 紙面から ◇ワールドシリーズ<第6戦> レッドソックス6−1カージナルスいつもの陽気な笑顔ではなかった。MVP授賞式。オルティスは真剣な表情でトロフィーを右手で掲げた。 「ボストン、これは君たちのものだ。今年はいろんなことを乗り越えてきた。爆弾事件で苦しんだ家族たち、これは君たち全員のものだ」 今年4月、ボストンマラソンで爆弾テロが発生し、死傷者は300人を超えた。事件後に「ここは俺たちの××××な街なんだ!!」と放送禁止用語を連発して憤ったオルティス。この日は最後にちゃめっ気たっぷりに「ここは俺たちのピーな街だ!」と、危ない部分を伏せ字にして笑った。 神懸かりなWSだった。歴代2位の打率6割8分8厘(16打数11安打)に加え、2本塁打、6打点。この日は3敬遠など4度も四球で歩き、出塁率も史上2位の7割6分をマークした。 打棒だけでなく、強烈なリーダーシップも光った。1勝2敗で迎えた第4戦。0−1の5回に同点を呼び込む二塁打を放つと、大リーグでは珍しい円陣をベンチで組ませ、「チャンスだぞ。俺たちの野球を見せてやろう」とげきを飛ばした。「まるで24人の幼稚園児が先生を見上げるようだった」。直後の6回に決勝3ランを放ったゴームズはそう評し、これが3連勝の幕開けとなった。 これで2004、07年に続き唯一人、現在の赤靴下軍団で3度目のWS優勝。“ビッグ・パピ”の愛称を持つ大砲に、新たな伝説が加わった。 PR情報
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