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【大リーグ】

田沢、2球で2死満塁ピンチ脱出 日本プロ経ずにアマから世界一へ

2013年11月1日 紙面から

◇ワールドシリーズ<第6戦> レッドソックス6−1カージナルス

 上原に負けない存在感だった。田沢純一投手(27)は5点リードの7回2死満塁から2番手で登板。勝負の流れを左右する場面で、この日2安打の4番クレイグを直球勝負で一ゴロに仕留めた。「緊張して正直あんまり覚えてない。抑えられて良かった」。2球でピンチを切り抜け、力強く右拳を握った。これでポストシーズンではメジャー最多タイの6ホールド目。タイガースとのリーグ優勝決定シリーズでは昨季三冠王のカブレラを抑え、今WSも主軸ホリデーを封じ込めた。

 2008年のプロ野球ドラフト会議で1位指名が確実視されていたが、メジャー挑戦を表明。決断には批判の声もあった。渡米後も10年に右肘手術を受けるなど多難。今季、初めてメジャーに定着し、そのまま世界一の栄冠をつかんだ。

 「(世界一の)実感はない。正直、終わった感じもしない。もう少ししたら湧いてくるかな」。自らの右腕で道を切り開いた右腕は、優勝トロフィーを掲げても夢見心地で笑顔を広げた。

 

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