掛布氏も寝る間なし！？虎将、秋季Ｃ「とことんやる。覚悟しろ！」

２日に合流する掛布氏。選手とともに、野球漬けの日々が始まる【拡大】

　今キャンプ最大の注目が掛布氏、オマリー打撃コーチ補佐が加わった打撃担当コーチ陣。関川、高橋両コーチを合わせ、４人。各々が違った方向を向けば選手の混乱を招く危険性も…。まさに諸刃の剣だ。だからこそ、意思疎通の場を増やしていく考えを明かした。

　「掛布さんも来られるんで、打撃コーチがみんなで集まって、話す機会を作らないといけない。（コーチが）多くなったことでプラスマイナスがあるが、プラスの面がはるかに多くないと価値がない。しっかりコミュニケーションをとってやりたい」

　練習で熱血指導後は、コーチだけでのミーティングと、選手だけでなく教える側も寝る間がなくなる忙しさだ。指揮官にとって勝負の契約最終年の３年目。悔いなく鍛えに鍛え抜く。「若い選手たちに（経験を）伝えて手助けができればいい」と意気込む掛布氏も、望むところのはずだ。

　９年ぶりのＶ奪回へ。秋の収穫こそが、すべての礎。朝から晩まで野球漬け。掛布氏を加えた新生和田阪神の妥協無きチャレンジが、いよいよ始まる。（栃山　直樹）

（紙面から）