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最近のAMPTEK社のSDD検出器のテストで弊社のASP、アナログ方式のMCAがDSPMCAと比較して蛍光X線分析装置のキーデバイスと成りつつあるSDD検出器の性能を最大限に引き出せる組合せであると思っております。アナログ方式のMCAの性能のほとんどがピークデテクトとADCで決まってしまいますが、ADC5105はこれだけで後はワンチップマイコンやFPGAでメモリ部分を追加するだけで高性能なMCAが出来てしまいます。面倒な調整箇所は無くせいぜい外付けのLLD用のVR程度です。
弊社のADCに興味を持たれても、やはり一番大事な部分がブラックBOXで安定供給に不安をもたれて自社製品に採用を見合わせるケースが殆どでした。せっかく良い物を開発しても使用してもらえなければ意味がありません。ユーザーサイドから検討してソフトウエアの様にバイナリーライセンス以外に大量に使用する場合にはにソースライセンスが有るようにADC5105を作成するのに必要な回路図、ガーバーデータ、部品表、その他一式をライセンス生産可能な形での販売を検討しています。条件としてはADC単体を大量生産して販売されると困りますが、あまり制約を設けなくて自由に製品に組み込める形にしたいと思っております。ワンチップマイコンを使ったMCAとしてのOEMやODM開発も致します。デモ基板も現在準備中です。
弊社では、X線検出器から、X線発生装置(X線管、HV)、MCA、蛍光X線分析プログラムまですべて自社製品(オリジナル製品)でトータルな蛍光X線分析装置を開発しています。X線発生装置の重要な部品としてポリキャピラリX線レンズの取扱いも致しております。
特注仕様のポリキャピラリX線レンズの作成も致します。ポリキャピラリX線レンズ単体は下図左の形状で特性に応じてそれぞれ異なった形状となります。レンズ単体での供給も可能ですが通常は下図右の様なケース付きで用途に応じて窓材質や内部のガスや真空など最適な状態で提供いたします。 |
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