2013年09月24日

初めての佐賀県

/らぁ麺むらまさ@佐賀県唐津市にて玄界灘塩らぁ麺/一竜軒@佐賀県唐津市にてラーメン/らーめんもとむら@佐賀県佐賀市にてラーメン/天天有@長崎県長崎市本石灰町にてちゃんぽん/

 ホテルから駅までが遠い。
 おそらくは電車で久留米に来るお客さん向けではなく、車で来る人向けなんだろう。
 そんなことも分からずに安からという理由だけで選んでしまった私、JR久留米駅まで30分近く歩きました。

 トンコツラーメン発祥の地と聞いていますが、駅のラーメン屋さんは11時からなので、朝食を食べずに電車に乗ります。

 佐賀には美味しいラーメン屋さんが沢山あって、とても全部は回れないので、厳選して唐津へ向かいました。
 今日は3回目の旅名人の九州満喫きっぷ利用、ちょうど全部使い切れて良かったです。

 唐津駅に着いて、一軒目のラーメン屋さんが開店するまでの時間、駅構内の喫茶店でコーヒーブレーク。
 念のため、2軒目のラーメン屋さんへのルートも探しておくと、すぐ近く、何も無ければスルッといけそう。

 平日昼営業から大行列と言うことは無いだろうけど、念のため30分ほど早めにお店に向かいます。
 駅から歩いて15分でらぁ麺むらまさ@佐賀県唐津市ホームページ)、新横浜ラーメン博物館に半年間限定出店されての開店、唐津で神奈川淡麗系のラーメンが食べられます。
 開店までぶらぶらと店先で待ち、開店時間少し前に入店、ゆったりしたスペースは実に支那そばやらしいですね。

 平日の昼間と言うことで先客後客なしの貸切、自然光をたっぷりと取り入れた店内はカウンター11席に10人掛けの対面式テーブル、4人掛けテーブルが2卓。
 出された緑茶(八女茶(やめちゃ))を飲みながらメニューを見ると塩、塩パター、醤油、辛味噌の4種類で全て同額600円、全て大盛同額なのは、支那そばやらしくない。

 ミニらぁ麺は450円、追加トッピングはチャーシューと煮玉子のみ。
 サイドメニューは餃子、蜜プリン、ライス(大盛同額)、玉子かけご飯、刻みチャーシューご飯。
 厨房はよく見えないけれども、シャッシャと湯切りされる心地よい湯切りの音が響き渡ります。

 程なくして玄界灘塩らぁ麺600円、真っ白いの有田焼と思われる丼が綺麗ですねぇ。
 うっすらと茶濁したとても美味しいスープはもちろん無化調、地のラーメンを食べているお客さんにとってはちょうど良い旨味量ですが、神奈川から食べに来た私にとってはやや旨味過多。
 するりと食べられる細麺はもちろん自家製麺、ここ九州ではごく普通の細麺ですが麺肌は別物、これはとても美味しいです。

 丼の半分ほどを占める大きなチャーシュー、箸で持ち上げられないほどの柔らかさと脆さで、スープと同化している様な美味しさ。
 穂先メンマはこのスープにはよく合いますが、この地では「これってメンマ?」になりかねないでしょう。

 他には青ネギとワカメ、ワカメの立ち位置がよく分かりません。
 全体的には素晴らしく良くできたラーメンだと感じられ、とても美味しく頂きました。
 ご馳走様でした、この味でこの値段は安すぎますよ。

 店に沿った道を歩いて5分で次の店、先の店が11時開店ですがこちらの店が11時半開店という理由だけで訪問順番を決めました。
 一竜軒@佐賀県唐津市、唐津ラーメンとしてトップクラスのラーメン、私がお店に到着した時に1人待っていました。

 日陰を探して開店時間まで待つかと思っていると、「中でどうぞ」と案内されました。
 店内は4人掛けテーブルが4卓あるだけで、待合室はあるけど待ち合い席はなく、そのままテーブル席へ。
 すぐにお冷やと焼き豆が出され、お冷やは飲むのだろうけど焼き豆は食べるのだろうけど、お冷やは先に飲んでもいいけど焼き豆は先に食べていいのだろうか。

 そうこうしているウチに店員さんがオーダーを取りに来て、店内のメニューを見てお願いしました。
 メニューはラーメン、チャーシューメン、のそれぞれ大盛、サイドメニューはおにぎりとライス、シンプルですね。

 このシンプルなメニューで昼営業のみで長い間、お店を続けているんですね。
 まだ営業時間にならないけど手持ちぶたさなので焼き豆を食べてみましたが、かなり固め。

 一粒、二粒を食べているウチにラーメン500円をアルミのトレーに乗せて運んできて下さいました。
 ラーメンと一緒に赤いプラスチックのコップに紅生姜を入れて出され、ほう、こういう配膳の仕方もあるんですね。
 レンゲでスープを飲んでみると豚骨だけではなく頭骨や他の部位まで一緒に煮だしている様な味わい、ぎゅっと来る濃さのトンコツスープです。

 一言でトンコツスープと言ってもその種類は数え切れなくあり、美味しさの種類も数え切れないほどあるんですね。
 細麺はするりとして怖いくらいにスープに馴染んでいて、とても美味しく食べられます。
 薄切りされたチャーシューがチャーシューメンのように沢山並べられていて、万能ねぎと板海苔が間を埋めています。
 食べていると次々とお客さんが入ってきて、まあ、殆どが地の人なのですが、初めてお店に来るわけじゃないだろうから相席前提は承知で来ていると思います。

 それでも店員さんは一人ずつ丁寧に「相席になりますが宜しいですか」と確認されていました。
 麺を殆ど食べたところで紅生姜を入れて味を変えて美味しく頂きました。
 ああ、美味しかった、ご馳走様でした。

 あまりにもすんなりと食べ終わってしまったので、予定して便より数本早く唐津を出られそうです。
 せっかくなので、いったん唐津駅に戻って駅ビルのラーメン屋に寄るか、それとも唐津市以外のラーメン屋を探すか、どうしますか。

 西唐津駅で30分ほど待って佐賀市の鍋島駅へ、ラーメンバンクで★5満点のお店をたまたま見つけました。
 鍋島駅から徒歩15分の予定でしたが、実際には真夏の炎天下、道には迷わなかったけど20分ほど掛かりました。

 らーめんもとむら@佐賀県佐賀市、よく分からないけど二重ドアです。
 左手の厨房がばんと目に入り、ぐるりと囲んだ11席のカウンターはほぼ満席、3卓のテーブル席しか空いていないので、仕方なくテーブル席へ。

 何となくテレビが見える席に座り、壁を見上げて注文して冷茶を飲みながらラーメンの出来上がりを待ちます。
 メニューはラーメン、玉子ラーメン、特製ラーメンの三本立て、サイドメニューはギョーザ、ライス、いなり。

 冷茶と言っても小さめのお茶碗だから一口、二口で飲み終わってしまい、だからといって近くにポットがあるワケじゃなく。
 と困っていたら、すぐに店員さんが継ぎ足して下さいました。

 程なくしてラーメン550円、何故か平ざるを何かにガンガンガンと打ち付けていて、慣れないと耳障りかも知れません。
 相対的になってしまうかも知れませんが、先より遥かにスープに粘度があって、東京で言うところの「こってり」なトンコツスープ、これはこれで美味しいです。

 麺は(相対的に)細麺で、九州の麺は「早く茹でて早く食べる」目的で細麺だと聞いたことがあるけど、そうじゃなくてトンコツスープに合うように細麺にしたんじゃないでしょうか。
 チャーシューは薄切りで大きめなのが3枚、他のトッピングは青ネギと板海苔、これもスープの味を味わうためにシンプルなんじゃないでしょうか。
 いやぁ、どこで食べても唐津のラーメンは美味しいなぁ、ご馳走様でした。

 再び炎天下を駅まで歩くのですが、どこかで疲れてしまわないように、早め早めの休憩。
 コンビニで少し身体をひんやりして、冷たい缶コーヒーを買って、日陰の軒先で一休みします。
 それにしても、今ならラーメンの食べ歩きもスマフォ(インターネット)もコンビニもあるので、やる気さえあればできるけど。
 昔ならば雑誌などを駆使してラーメン屋さんを探し、道順が分からないので事前に地図を用意するか、タクシーで乗せていってもらうか。
 私も食べ歩きを始めた頃は携帯はあったけど地図は事前に印刷していったなぁ。

 鍋島駅からは乗り換え無しで終点の宮崎へ。
 乗り換え無しは楽なのですが、学生の帰宅時間に重なっていて、まあ、賑やかだこと。
 代わり映えのない車窓ながらついつい見入ってしまい、それでもうつらうつらしながらなので3時間は決して長くありません。
 短くもないけど。

 ついに着たぜ長崎、大きな御朱印船がお出迎えです。
 今日はここに宿を取ったので先ずはのんびりと駅構内を眺め、駅を出て値段表とか眺めたりして。

 ラーメン屋さんまで歩けなくはないけど、せっかくだから市電に乗ろうと。
 旅名人の九州満喫きっぷはJR線だけではなく第三セクターや市電も乗れるのが便利ですね。
 正覚寺行きに乗らなければならないけど、それが手前の電車か奥の電車かが瞬間的には判断できない。
 とりあえず手前の電車の乗り場まで降りていき、違っていたので反対側へ。
 既に電車が着ていたので走り込んで乗っても良いけど、市電なんて10分おきに走っているだろうし、すぐ先の信号が赤だからすぐに停まるわ、と。

 観光通で降りて目的のラーメン屋さんに着きましたが、店先のメニューを見たらなんか普通のラーメンでつまらない。
 せっかく長崎に来たんだから長崎ちゃんぽんだよなと即行で調べて、近くで営業していて評価が高い店に行ったら。
 屋号からして高中級中華料理屋で1500円を超えますので、ラーメンと言うか、中華料理の麺料理。
 いくら観光客でも、1人でぶらりと入って長崎ちゃんぽんだけのオーダーはしにくい。

 もう一度探しなおして、思案橋近くの天天有@長崎県長崎市本石灰町へ。
 通りの裏側にあるので中々見つけにくい様な気がしますが、どうせこのあたりは飲んで歩き回っているお客さんが多そうですね。
 歴史のある趣で清潔感のある店内、閉店時間までまだ2時間以上もありますが、店員さんが真名かを食べて閉店体制、そんな時間にすみません。

 先ずは生ビール550円、今夜は長崎で一人お疲れ様会。
 ビールを飲みながら何かつまもうかと餃子を頼みましたが売り切れとのこと、他に簡単なつまみになるような料理が無くて。
 複数人ならば1500円、2000円の料理を頼んでシェアするのもありですけど、一人できっちり食べてもなぁ。

 ビールを半分ほど飲んだところでちゃんぽん750円をオーダー、ちなみに特製ちゃんぽん1100円、皿うどんも同額。
 やや平べったいお皿に盛り付けられていて、たっぷりの炒め野菜が山盛りです。
 しっかりと煮込まれたモヤシとキャベツ、「ちゃんぽん」と言うだけあってタコ、イカ、カキ、豚バラ肉なども相まってとても美味しい。
 これが長崎のちゃんぽんなんだ、わざわざ食べに来た甲斐があった。
 スープは薄めの豚骨ベースですが、野菜や具材の出汁がたっぷりで殆ど感じず。

 中太麺はつるんとしていてしっかりと存在を主張する味わい、てっきり具材重視の料理だと思っていたけど、そんなことはありませんでした。
 本来ならばここで皿うどんも食べてみたいところだけど、お腹とお金の事情で断念、美味しく頂いてご馳走様でした。

 ホテルは駅近くに取ったので歩いてもいけるけど、せっかくだからここでも市電。
 今日は早く寝て身体を休めよう。

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2013年09月23日

初めての熊本県

/好来(はおらい)らーめん@熊本県人吉市にてラーメン/こむらさき本店@熊本県熊本市中央区にて納豆ラーメン/桂花ラーメン本店@熊本県熊本市中央区にてこたろう/大砲ラーメン本店@福岡県久留米市にて昔ラーメン並/

 日の出と共に、いや、日の出前に出発。
 今日は今回のラーメン修業で一番行きたかったお店へ。
 そのお店に行くために今回の修業を企画したと言っても言い過ぎではない。

 隼人から肥薩線に乗って1時間で吉松に到着。
 ここで乗り換え待ち1時間かと思ったら5分後に列車が到着するとアナウンスがあるので、なんだ時刻表に乗っていない臨時便でもあるのか、と慌てて乗り換えてはみたものの。
 確かに列車は到着したけど出発時間は変わらず。
 駅によっては出発時間だけじゃなく列車の到着時間も掲示されているんだ。

 定刻に人吉を出発。
 ラーメンのことしか考えていなかったけど、この肥薩線って日本三大車窓だったり、スイッチバックだったり、ループ線だったりして、もうスマフォで時間をつぶしている場合ではない。
 とはいえ、殆どが無人の山の中を走るので携帯の電波って殆ど圏外なんですけどね。

 先ずは真幸駅。
 スイッチバックで切り返して急勾配を登っていく。
 線路が施設された頃は蒸気機関車だったんだなぁと、当たり前のことを駅舎で知る。

 人吉までの各駅で5分くらい停車してしばし景観を眺められるのですけど、10分くらい停まってくれたらお土産も買えるんだけどな。
 それでも慌てて買う人もいて、運転手さんに声を掛けられている人もいました。

 人吉駅に到着。
 まあ、温泉があるのでそれなりに飲食店があるけど、朝の10時から営業しているお店は見当たらない。
 辺りをぶらっとしたけど特にめぼしい物は何も無かったので、だいぶ早いけどお店に行っておくか。

 グーグルマップ上でなくても国道なんだけど、車がやっとすれ違うほどの広さ(狭さ)の道をとぼとぼと歩いて行きます。
 今日は月曜日でお店は定休日なんだけど、祝日営業翌日定休を信じてお店に向かいます。
 先に駐車場が見えてきて、ぷーんとラーメンの香りが漂ってきて、おお、無事にやっていた。

 好来(はおらい)らーめん@熊本県人吉市ホームページ)、ここが熊本ラーメン、マー油を全国に知らしめたなんつッ亭の古谷店主さんが修業されていたお店。
 写真では何度か見たことがあるけど、実際にこうして目の前にすると感慨深い。
 九州の気候をよく知らないけど、今日は関東で言うところの真夏に近い気温、店反対側のお店の軒先が日陰になっていたので、段差に腰掛けて開店を待ちます。
 開店30分前になって、店内から同年代の男性が出てきて自動ドアのスイッチを入れ、そのまま戸を開けたままにしている。

 提供の準備ができたから早めに開けるお店は多いけど、いくら何でも早いだろうと思いつつ、実際は何時からやるのか聞こうと、店先に歩いていって店内を覗いて覗くと、「どうぞ」と奥から年配の男性の声。
 それじゃあと店内に入ると、先の男性は右手厨房に面した席に座ってラーメンを食べ出しているじゃないか。
 まだ開店時間前だから店員さんが先に食事を取っているのかなと思いつつ、こんな場所で2人で営業するほどの店なのかなと思いつつ、左手を見ると老夫婦が既にテーブル席に座ってラーメンが出来上がるのを待っているじゃないですか。

 えっ、いつの間に店内へ、、、30分以上は店先から目を話さなかったはず。
 カウンターは無く、右手は2人、1人のテーブル、左手は4人掛けテーブル3卓、端のテーブルに座って店内を見渡すもメニューが見当たらない。
 しょうがない、聞くかと、お冷やを持ってきて下さった店主さんに話しかけようとすると、「ラーメンしかないけどいいですか」と先を越され、返事は「はい」。
 ラーメン屋だからラーメンしかないのはよく分かるけど、値段も表記(漢字、ひらがな、カタカナ)も分からない。
 卓上には白胡椒、刻み唐辛子はいいとして、赤みがかかった液体は辣油なのか、醤油なのか、いずれにしても何に使うのだろう。

 五分ほどでラーメン550円(値段は会計の時に知りました)、これがなんつッ亭の原点となったラーメンなのか。
 トンコツラーメンと言うか、マー油たっぷりと言うか、モヤシラーメンじゃないか!!
 モヤシはそのままでは食べにくいのでスープに浸かっている部分から食べ出すと、シャキシャキとしてなんかナムルみたいですね。
 レンゲでスープをすくって飲んでみると、しっかりとした豚骨スープ、柔らかく優しい味わい、美味しいですねぇ。
 なんつッ亭での印象とだいぶ違いますけど、ものすごくマー油が使われているのにスープと一体化してるんだ。

 細麺は自家製麺で柔らか仕上げで、これもなんつッ亭とはだいぶ違うけど、美味しければそれで良し、です。
 しかしこの麺量は一体なんなのでしょうか、軽く200g以上はありそうです(後で知りましたが、目分量だそうです)。
 チャーシューは大ぶりなのが2枚、青ネギ、と一つ一つを噛みしめるように食べ続けて、ご馳走様でした。
 食べ終わって会計、店主さんと少し話しをさせていただき、もっともっと話もしたかったのですが後客がひっきりなしなので、ご迷惑にならないようにお店を後にしました。

 この感動を拙い文章ながらもスマフォの書き込んでいると、お店を開けていた男性が自転車で走ってきて。
 別に待っていたワケじゃなくて、これより先に行くと駅まで日陰がないのでここにいたのですが。
 どちらからというわけではなく話し出して、聞けば男性もこちらのお店で修業された方とか。
 で、この酒屋で古谷さんが生活費を稼ぐために働いていたそうです。

 人吉駅に戻って、お茶を飲みながらぶらぶらと。
 老朽化した駅舎をどうやってバリアフリー化するか、色々なアプローチがあると思うけど、こうやって踏切を作ってしまうはかなり斬新。

 中々電車が来ないなぁと待っていたら、SL人吉が入線してきました。
 鉄道に詳しい友達に聞くと、かなり損傷が激しかったけど、設計図を元に修復したらしい。

 川を見ながら2時間ほど。
 こうしてラーメン修業にでると電車で1時間2時間は何とも思わなくなってくる。
 車窓を楽しみながら(座った席が逆だと森林しか見えないけど)、ウツラウツラしながら寝ているんだか起きているんだか分からない空間を彷徨ったりして。

 熊本に着いたら駅前から市電へ乗ります。
 市電は慌てなくても5分、10分したら次が来るので、案内図を見て全体を把握し、降りる駅を探し、A系で行けばいいのかと確認します。
 ちなみに全線均一150円、松山では乗り損なってしまい、筑豊電気軌道は未訪、全線乗車(制覇ではなく)はいつになることやら。

 通町筋を降りて、ほぼ真っすぐ北上すると、アーケードが終わった辺りの左手に上通中央店、を過ぎて少し歩くとこむらさき本店@熊本県熊本市中央区
 新横浜ラーメン博物館に出店されているお店の本店、お店の雰囲気とかメニュー構成とか値段とか、ネットで調べたら分かると言えば分かるかも知れないけど、そういうことじゃないし。

 店先にはラーメンのディスプレイが並べられ、どれにしようかとあれこれ見ながら検討します。
 アイドルタイムなのか、店内はシーンと静まり返っていますが、急に団体客が来店されても対応可能3人体制はさすが新横浜ラーメン博物館に出店されているお店ですね。
 『小さな店であることを恥じることはないよ そのあなたの小さな店に人の心に 優しさを一杯に満たそうよ』
 奥に長い店内はカウンター8席、テーブルは4人掛け2卓、2人掛け、6人掛けと用意されていました。

 誰もいないカウンター席に座って決めてきたメニューをオーダーし、ラーメンの出来上がりを待ちます。
 メニューは基本のトンコツラーメンとして値段が高い順に紹介されていて、特製チャーシュー、チャーシュー、王様、コーン、ラーメン550円。
 鶏ガラスープのラーメンもラインナップされていて、淡鶏メン、和風、ピザ風、味噌、そして冷麺。
 サイドメニューの餃子は焼きと水が用意され、ご飯、サラダもありました。

 そうこうしているウチに納豆ラーメン560円、新横浜ラーメン博物館で見たときとの麺相と同じ、とても美しい。
 納豆は店先のディスプレイでは普通粒でしたが提供されたのは小粒、挽き割りかと思いました。
 この小粒の納豆が「どうやってこの組み合わせを見つけたんだ」と驚くほど、さらりとしたクリーミーなトンコツスープに合います。
 ド豚骨にはワンタン、ライト豚骨には納豆、と。

 クリーミーなトンコツスープを泳ぐような極細麺、とても美味しいですね。
 納豆以外はメンマ、豆もやし、青ネギ、アオサ、とよく分からないけど全体的にとてもヘルシーなラインナップ。
 スルッと食べてしまってご馳走様、とても美味しかったです。

 次の店の場所を確認してから、モスバーガーで一息入れます。
 モスバーガーのハンバーガーはとても美味しいので、ここ熊本でも食べてみたかったのですが、お腹の容量は有限なので諦めざるを得ず。

 ここ熊本を発つ時間から大まかに逆算して、桂花ラーメン本店@熊本県熊本市中央区へ、ついに大好きな桂花の本店にやってきました。
 いったん経営破綻しつつも救済措置が入って存続、現在は九州に6店舗、東京に6店舗のチェーン店になっています。

 以前に訪問したことのある友達の話では「普通の中華料理屋だよ」と聞いていたので、ラーメン以外のメニューが充実しているのかと思ったら、餃子、チャーハン、おにぎりがある程度です。
 店先のディスプレイを眺め、店内に入ると、おっ、今回のラーメン修業で初めての券売機、とお目当てのメニューがどこかボタンを探していると、「奥のお席でも伺います」と積極的な営業。
 カウンター5席程度、テーブル30席程度と広くゆったりした店内、すっきりと綺麗にリニューアルされているのは経営が変わったことと無関係ではないでしょう。

 先ずは赤阿蘇(芋)350円、ハーフ餃子230円、熊本というか九州だったらビールじゃなくて焼酎だろ、ロックも選べましたが水割りで。
 この焼酎が恐ろしく口当たりが良くて飲みやすい、一口飲んだところで何杯も飲んでしまいたい欲望に駆られます。
 程なくして焼き上がって来た餃子、野菜がたっぷりの餡でとても美味しい。

 餃子をつまみにゆっくりと焼酎を飲んだところでラーメン、フルサイズを食べることもできたけど、東京では見かけないハーフサイズを食べてみることにしました。
 桂花ラーメン600円のハーフがこけいか480円、太肉麺850円のハーフがこたろう680円、麺の固めは固めから柔らかめまで4段階ですけど、普通でお願いしました。

 こたろう680円、少ないのは麺だけのようでトッピングはフルサイズです。
 この、真っ白に白濁したスープに真っ黒なマー油を合わせての焦げ茶色、東京の支店での再現性の高さを伺えます。
 豚骨出汁と鶏ガラダシをブレンドした美味しさとマー油の香ばしさ、麺だけ少なくてスープはフルサイズ版って無いのかな。
 麺は東京の支店で食べたのとはかなり違う細麺、店内には「自家製麺のストレート麺」と説明されていました。

 トッピングの太肉(ターロー)の柔らかさ、スープとの相性、今まで食べた太肉の中で最高の出来映え、ああ、本店に食べに来て良かった。

 キャベツは生かと思ったらさっと茹でられていてスープの温度を下げない工夫、工夫というかこうした方が美味しいし。
 味玉の半身とメンマ、青ネギが散らされていました。
 途中、残っていた焼酎を飲みながらスープを全ていただいてご馳走様でした。

 市電の花畑町に着くとA系、B系があるけどつまり熊本駅に向かうか上熊本駅に向かうかの違い、先に来た方に乗る方が正解のよう。
 熊本駅のお土産売り場をさっと流してホームへ、さてさて、1回福岡に戻ります。
 全都道府県ラーメン屋訪問まであと二県

 久留米駅に着いた頃には辺りが真っ暗になっていて、改札を出たところでお店への道順を再確認します。
 事前に調べておいても良いけど10軒、20軒と回るときは調べておいたのを探すより、新しく探した方が早かったりする。
 で、西鉄に乗り換えるのもバスで向かうのも面倒くさかったので、30分歩くことにしました。

 辺りが真っ暗な住宅街に引き込むような場所に灯台のように突き抜けた建物が目に付きますが、昼間だと見つけにくく、都内なら「目立たない場所ですが、頑張って下さい」とエールを送られるような立地です。

 西鉄久留米駅からは徒歩5分ですがJR久留米駅からは35分の大砲ラーメン本店@福岡県久留米市、新横浜ラーメン博物館に出店されたラーメン屋巡りでもないけど、九州でこの店は外せない。

 しばし店先で全体を眺めてから店内へ、あたりの静けさとは裏腹な活気、店内は豚骨臭に充満しています。
 右手の厨房を囲むカウンターが10席と4席、奥には4人掛けのテーブルが6卓ほど。
 空いているカウンター席に案内され、先ずはメニューを見ると、厨房の床が客間より低くなっていて、立っている店員さんと座っているお客さんの視線の高さが同じなんですね。

 メニューはラーメンと昔ラーメンの二種類。ワンタンメンもあるし、ワンタンスーブもある。
 トッピングはごく普通ですが「替ネギ」「替シナチク」と表記されているので、別皿で提供されるのかも。
 お冷やは緑茶(写真ではホワイトバランスが崩れてますが)、コップはラーメン屋らしくない。
 厨房ではぐわんぐわんと大きな寸胴でずっと豚骨を焚きっぱなし、呼び戻しという手法でトンコツスープを作っているわけですけど、もう、見ているだけで美味しそう。

 程なくして昔ラーメン並570円、ぶくぶくと泡立つスープがもう堪りません。
 写真を撮るのももどかしくスープを啜ってみると、体中がとろけそうに美味しい、いや、もうとろけてしまったかのように美味しい。
 こんなに美味しいんだからもっと遅くまで営業すればいいのに夜9時までしかやらないんだよな。
 細麺なのによくスープを吸い上げますねえ(当たり前)、美味しいですねえ。
 チャーシュー、メンマと食べていると、クルトンが入っている?ワケでななくて背脂クルトンと呼ばれている、背脂を油揚げした、コリッとした食感。

 海苔と青ネギは無くてもいいんじゃないかなと思いつつ、やっぱり好きな人もいるのだろうな。
 ああ美味しかった、ご馳走様でした、飲み干したスープの底にはザラザラとした豚骨が沈んでいます。
 会計しようと席を立つと、レジの近くにいた女子店員さんがすっと身を引いて店長さんらしき男性店員さんがレジへ。
 アイコンタクトなんてしないんだよ、店員さん全員が、お客さん全員を見ていて自分が次にどうするべきか分かっている。

 流石は全国からお客さんが来る店、そこまでされて黙っているのも失礼かと、少しお話させていただきました。
 『大砲を食べずしてとんこつラーメンを語るなかれ』、私はまだまだ語るレベルには達していません。

 ホテルまで歩いて15分、明日はそんなに急がないので氷結でも飲みますか。

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2013年09月22日

初めての鹿児島県

/石走ラーメン@鹿児島県薩摩川内市にてラーメン/鹿児島名産南国白くま/ざぼんラーメン@鹿児島県鹿児島市にてざぼんラーメン/鹿児島ラーメン豚とろ天文館本店@鹿児島県鹿児島市にて豚とろラーメン/夕陽を浴びる桜島/

 今回のラーメン修業はずっと快晴が続くなぁ。
 一時的に雨が降ったこともあったけど、店外待ちで振っていたタイミングは無いし。
 ここまでお店に振られることが無いのは、日頃の行いが悪い私にとって、何か信じがたいし。

 特急代がもったいないので、始発で起きて鹿児島へ、って、ホテルがある隼人も鹿児島か。
 ここ隼人の隣の国分から川内(せんだい)まではSUGOCAが使えるので切符を買う必要がありません。
 しかしして都内だと200円、300円程度の引き落としで済みますが、1000円を超える引き落としに備えて初めて5000円とかチャージしちゃったよ。

 川内駅は九州新幹線停車駅なので、駅舎はもの凄く立派、観光案内所とかお土産売り場とかは充実していますが、朝からやっている飲食店が皆無。
 お蕎麦とかうどんを売れとは言わないけど、コーヒーショップがあればそれなりに繁盛すると思うけどな。

 全く知らなかったけど今日は川内綱引きの日なんだ、一年に一度の日が抜けるような青空で良かったですね。
 で、目的の「キビナゴラーメン」の販売店、販売場所を探すもキビナゴのきの字も見つけられない。

 ラーメン屋の開店時間まで余裕があるので辺りを散策しましたが、飲食店を1軒も見つけられず、駅ビル(?)1階にあったイタトマで。
 それなりのイタリアンを出すイタトマじゃなくて、カフェジュニアの方なのでカフェ中心、久し振りに(多分)分煙されていないお店でした。

 駅から真っ直ぐ徒歩2分の石走(いしはしり)ラーメン@鹿児島県薩摩川内市、開店一番でしたが最後まで1人でした。
 定刻に開店して店内へ、入って右手の厨房にいらっしゃる店員さんは二組の夫婦と同年代の女性店員一人の五人体制、家族総出と言うことでしょうか。

 厨房に面したカウンター5席、テーブルは4人掛けが2卓、奥の小上がりは4人掛けが5卓ありました。
 タイミングによっては店内満席になるんだろうなと思いを馳せながらカウンター席に座り、見上げるようにしてメニューを見ます。
 ラーメン、チャーシューメン、みそラーメン、チャンポンラーメン、サイドメニューはめしとおにぎりで、なぜ2種類用意されているのか分からないです。

 ラーメンの出来上がりを待っていると、先にレンゲと箸の入った箸箱とタクワン二枚が出されます。
 私の地元ではたくわんと言えば真っ黄色ですけど、こちらのは随分と薄い黄色で、ひょっとして千枚漬けなのかも知れません。

 タクワンを食べるタイミングが分からず、とりあえず手を付けずにいると、お待たせしましたとラーメン600円が運ばれてきました。
 スープは化調含みの純豚骨出汁、ニンニクなども感じられますがキビナゴは全く感じられません。
 この川内でキビナゴが名産であってもラーメンに使うかどうかとは関係ないですからね。
 自家製麺と謳われた縮れた中細麺、低加水なのかうどんのように柔らかめで、「ウチはウチのやり方で二代に渡って営業しているんでね」という姿勢、良いですねぇ。

 茹でたもやしがたっぷり乗せられて、立てかけるように4枚のチャーシュー、チャーシューが立てかけて無い面をカバーするように刻みネギをたっぷり乗せてあります。
 麺量はそれなりにありましたけどとても美味しくて一気に食べきり、ご馳走様でした。
 お会計を済ませて店員さんにキビナゴラーメンのことを聞くと「なんか市役所の先の公園のイベントで出すらしいよ。でも今日は綱引きだけら、イベントは休み」と他人事の様です。
 そうなんだ、それじゃあどんなにネットを探しても提供する店が分からなかった訳だ。

 来た線路でそのまま鹿児島に戻ります。
 鹿児島には新幹線停車駅の鹿児島中央駅と鹿児島駅があるけど、鹿児島駅で降りたら閑散として駅ビルさえない。
 厚木と本厚木みたいなものか(こんな例えでは返って分かりにくいか)。

 鹿児島駅と鹿児島中央駅の先までを繋いでいる市電、長い距離乗るならともかく、短い距離で全区間160円は高くないか。
 とは言っても、便利なことは便利なので、満席になるほどの利用客です。

 市電に数駅乗ってラーメン屋に向かうと臨時休業。
 怒って看板を蹴っても、悲しんで泣いてもお店は営業したりしないので、とぼとぼと次の店を目指します。

 途中、あまりにも雄大で気になって仕方ない桜島へ、島に渡ったワケじゃなくて対岸から眺めただけだけど。
 こんなに近いなら、もし噴火でもしようならもの凄く怖いだろな。

 続けて気持ちを切り替えるためにコンビニで休憩、たまにはアイスを食べてみるかと鹿児島名産南国白くま210円
 店内のテーブルに座るとACコンセントが用意されているじゃないか、コンビニで携帯充電とか鹿児島は随分進んでいるな。
 しかしして実際は車移動の人が殆どだろうから、携帯の充電は車で済ませると思うと、じゃあ、このコンセントは誰向けだろうか。

 砂煙というか火山灰煙の中、30分歩いてざぼんラーメン@鹿児島県鹿児島市、っていうかなんなのこれ。
 新宿で働き出してすぐに歌舞伎町で遊ぶようになり、当時の〆ラーメンはりしりかざぼんでした(いまでも両店とも形を変えつつ存続している)。
 ざぼんは鹿児島ラーメンと言うふれ込みで、(当時にしては)濃厚な豚骨スープに細麺、そして付け合わせのタクワンが印象的でした。

 そして、いつかは鹿児島の本店に、と、20年経って来てみると、ざぼんラーメン、ざぼんの里、麺処ざぼんと、駐車場を囲むようにして似て非なるざぼんが3軒も集結しています。
 どこが本店?と言うより、なぜ?と店先の看板をみると、ざぼんラーメンはラーメンがメイン、麺処ざぼんはラーメンもあるけどうどん、お蕎麦を販売、ざぼんの里は一応ラーメンもあるけど喫茶店の位置づけのようです。
 それにしてもこんなに営業形態があるんだ、日本は広いし、オレはラーメン屋のコトを何にも分かっちゃいないな。

 階段を登って店内に入ると「こちらでお願いします」と受付での前金食券購入制、てっきりテーブルに座ってお冷やでも飲みながら何を食べるか決めようと思っていたので出鼻をくじかれます。
 つい先客に釣られてラーメンとビールをお願いし、食券を持って空いているカウンター席へ。
 100人は入れるほどの広さ(他の2店も同じくらいの広さ)、カウンター席に座ると店員さんが付いてきていて、さっとお冷やとお手元を置いて食券を引き取っていきました。

 テーブルを見ると大きなボトルがどんと置いてあったので、さてはタクワンだなと蓋を開けてみると、タクワンじゃなくて千枚漬けじゃないですか。
 鹿児島と言うことから考えると桜島大根を使った甘酢の千枚漬け、美味しい、甘味が強くてビールのアテにはちょっと厳しい。

 シュガーポットには刻みニンニク、後からたっぷり入れようと楽しみにしていたら、先ずは生ビール500円。
 ぷはぁ、生き返ったよ、まさかと思うけどビールを美味しくするために粉塵があるんじゃないだろうか(あるわけないでしょ)。

 ビールを半分も飲まないウチにざぼんラーメン800円、地方にしては強気の値段設定かと思われる方もいるでしょうけど、このメニューがベースメニューで一番安く、他にはチャーシューメンしかありません。
 白濁した豚骨スープは力強さは無いけどとても美味しい、歌舞伎町のとはだいぶ違う感じがするけど。
 揚げネギが散らしてある部分や青ネギの部分で味が変わるんだなと思ったら、底より良くかき混ぜろと、良くかき混ぜたら醤油の辛みが豚骨スープの甘味を引き立ててさらに美味しい。

 細麺は決して柔らかめの茹で加減ではなく、とても美味しくするすると食べられます。
 豚バラ肉と思われるチャーシューは4枚も乗せてあって、これがまたとても美味しい。

 メンマ、キクラゲ、野菜はキャベツにモヤシ、途中から刻みニンニク投入で一気に味が変わりましたが、とっても美味しい。
 時間帯関係なくお客さんが沢山来るわけだな、チャーハンも餃子も美味しそうだったので、また食べに来よう。

 またまた粉塵にまみれながら駅近くの次の店に向かいますが、あまりの炎天下に息が絶え絶えです。
 川沿いに観光案内所があったのでペットボトルのお茶を飲みながらクールダウン、観光ビデオを10周ほど観てしまった。

 近い遠いの感覚はその地によって違いますけど、私にとっては「鹿児島中央駅から近い」ラーメン屋、鹿児島ラーメン豚とろ天文館本店@鹿児島県鹿児島市
 チェーン店がどのように鹿児島ラーメンを表現しているのか興味がありました。
 目的の場所についてパッと見たらシャッターが閉まっているので「なんだよぉ」と思ったら、すぐ隣で営業されています。
 資金が潤沢ではない個人店ならいざしらず、チェーン店なんだから、もう少しなんとかした方がいい気がするけど、それは関東の理屈なのかもしれません。

 店内は間口が狭く、カウンター席のお客さんにぶつかりそうになりながら店内へ入ると、5人もの店員さん、全員で配膳に対応されていました。
 (戸が開く音はしたと思いますが)そっと店内に入ったこともあって誰にも気が付いてもらえず、お冷やも出てこないし注文も取りに来ません。
 お店にもお客さんを選ぶ権利はあるよな、と他の店に行こうとしたらやっと声が掛かりました。
 カウンターは6席、残りは小上がりで4人掛けが6卓、小上がりでは居酒屋よろしく盛り上がっている団体二組。

 程なくして豚とろラーメン650円、なんか先月、大阪はなんばで見かけたような麺相です。
 とろみを感じる豚骨スープは僅かに振られた白胡麻の風味も相まって、チェーン展開たる味わいです。
 細麺は博多から直送と書かれていましたが、書かれていなくてもいい感じでスープに合っています。
 さて、チャーシューの代わりにトッピングされている豚トロ、希少部位なのにさらに黒豚のみに限定しているらしく、単品でビールのアテにしたいほどの美味しさ。

 他は揚げネギ、細切りキクラゲ、青ネギと美味しく頂きました。
 卓上には大根の千枚漬けを入れたボトルが置かれていましたが、手が届かないほど遠くて断念、6人席で1つなのは少ない気もするけど、それは関東の理屈なのかもしれません。

 食べ終わって
 鹿児島中央駅までぶらぶらと歩きます。
 細い川や斜めの道があって、ぱっと勘では方向が分かりにくいです。

 鹿児島湾沿いに走る日豊本線、なんとか海側の席に座って夕陽を浴びた桜島を眺めて。
 明日は朝一番で行くのは止めて2本目で行くことにしよう。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記