長嶋さん、天皇陛下から体調尋ねられ「大体６０％治りました」…園遊会

長嶋茂雄さんと歓談される両陛下

　山本太郎参院議員（３８）が３１日、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれた天皇、皇后両陛下主催の秋の園遊会で、天皇陛下に手紙を手渡した。園遊会の出席者が陛下に直接手紙を手渡すのは極めて異例。陛下は受け取ったが、すぐにそばにいた侍従長に預けた。園遊会後に会見した山本氏は、手紙は原発問題について書いたものであることを明かし、「どうしても現状をお伝えしたかった」と自らの行動の意図を説明した。

　園遊会には、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督（７７）やプロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎さん（８１）、漫画家のちばてつやさん（７４）、歌舞伎俳優・中村吉右衛門（６９）、歌手・由紀さおり（６４）らが出席し、天皇陛下や皇族と懇談した。

　天皇陛下から「お体の方はいかがですか」と尋ねられた長嶋さんは、「大体６０％治りました」と笑顔。皇后陛下からは、国民栄誉賞を祝福された。２８日に亡くなった元巨人監督の川上哲治さんのことを聞かれると「よく一緒にやってましたから。野球が好きで、本当に男らしい方だったと思います」としのんだ。

　５月に史上最高齢の８０歳でエベレスト登頂を果たした三浦さんは、天皇陛下から「その後、大丈夫でした？　戻ってこられて」と聞かれ「だいぶ疲れ果てましたが、元気になりました」。

　由紀は、天皇陛下が昨年２月に心臓冠動脈のバイパス手術で入院された際に、リハビリのＢＧＭとして、ヒット曲「夜明けのスキャット」を聴かれていたことに、「光栄なことでございまして、ありがとうございます」と感激していた。

（2013年11月1日06時03分  スポーツ報知）

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