【ＢＯＸ】和毅「亀田祭り」でＶ１戦「ワクワクする」

「凱旋防衛戦」が決まり、笑みを浮かべる亀田和毅

　◆プロボクシング３大世界戦「亀田祭り２０１３」　▽ＷＢＯ世界バンタム級タイトルマッチ　王者・亀田和毅―同級６位・イマヌエル・ナイジャラ（１２月３日、大阪・ボディメーカーコロシアム）　ＷＢＯ世界バンタム級王者の亀田和毅が１２月３日、大阪・ボディメーカーコロシアムでの「亀田祭り」で、同級６位のイマヌエル・ナイジャラと初防衛戦を行うことになった。３１日、都内の亀田ジムで発表された。

　念願の凱旋だ。初防衛戦の舞台は日本、しかも故郷・大阪。自身初となる国内での世界戦へ、和毅は「日本のファンの前での世界戦だからワクワクする」と笑顔だった。タイトル奪取した８月の前王者パウルス・アンブンダ（ナミビア）戦は、日本での世界挑戦の資格を満たせず、フィリピン・セブ島で挑んだ。「ホテルにこもり、発熱したりできつかった。日本でできる分、調整は前回より楽かな」。ナイジャラはアンブンダと同門。デビュー２８連勝中の王者は、１７勝１分けの挑戦者との無敗対決へ「中盤ぐらいに倒す。意地でもＫＯで終わらせる」と宣言した。

　８キロ前後の減量苦もあって「バンタム級の試合はできてあと３回」と明かす一方、「来年は統一戦、ビッグマッチをしたい」と意気軒高だ。バンタム級の対抗王者、ＷＢＣの山中慎介（帝拳）とＶ３戦以降の対戦にも言及。「交渉がうまくいけば。俺も王者になったし、強いヤツとやりたい」

　１９日に韓国・済州島でＶ８戦を行う長兄で、ＷＢＡ世界バンタム級王者の興毅（２６）のセコンドに入る予定。試合２週間前だが、「行かないと兄ちゃんに怒られるし…。しんどいけど、サポートしないと」。リング内外で奮闘し、３兄弟の２０１３年ラストマッチを締めくくる。