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◆コナミ日本シリーズ2013第5戦 巨人2―4楽天=延長10回=(31日・東京ドーム) 巨人が楽天に競り負け2勝3敗となり、崖っ縁に追いこまれた。延長10回に西村が銀次、ジョーンズの適時打で2点を勝ち越された。坂本、阿部に当たりが戻らず、打線が機能しない。村田が7回に2号ソロ、9回に投手強襲安打で2打点を挙げたが、反撃はここまでだった。楽天は2日の第6戦(Kスタ)に田中が先発予定。巨人は40年ぶりの連続日本一へ、無敗のマー君を攻略するしか道はなくなった。
土俵際に追い込まれた。原監督は敗戦を見届けると、足早にベンチ裏に引き揚げた。「やっぱり勝ち越せないと、こういうゲームになる。粘ったところは非常に価値があるけど、勝ち越せなかったというのがね」。興奮と悔しさで目は真っ赤だった。
土壇場で意地を見せたが、最後まで楽天を上回れなかった。1点を追う9回、代打・高橋由が二塁打を放ち、1死一、三塁から村田の投手強襲安打で同点。だが、亀井、中井は凡退した。延長10回、イニングまたぎとなった守護神・西村が、先頭の則本に四球を与え崩れた。2四死球4安打の2失点。いつもの冷静さはなかった。
結果だけを見れば、死闘のように映るが、打線は中盤まで凡打の山を築いた。先発・辛島には5回を1安打、代わった則本にも力で封じられた。村田、由伸が何とか底力を見せたが、3番・坂本、4番・阿部の不調は深刻だ。楽天は3、4番、銀次、ジョーンズの活躍で勝利をもぎ取っている。やはり、勇人、慎之助の浮上なくして、崖っ縁の現状は打破できない。
坂本はシーズン中のような懐の深い打撃は見られず、全てのボールを追い掛ける悪循環。3打数無安打3三振で、5戦合計は17打数2安打、打率1割1分8厘だ。
坂本「もう、開き直ってやるしかないです」
カバーし合うのが原野球だが、不振の3番を4番の阿部が救えない。初回2死二塁で三邪飛に倒れるなど、差し込まれての飛球が目立つ。14打数1安打、打率は7分1厘で、1割に届かない。
阿部「打撃内容? いや、もう、そこをどうこう言っても仕方ない。明日、仙台に行って、あさって切り替えてやるしかない」
第6戦の相手先発は、レギュラーシーズンから無敗を誇る田中だ。2戦目も1失点完投を許した。難攻不落の敵のエースを前に、原監督は「打順に関しては明日、練習があるし、またしっかり考えてベストの布陣で戦う」と打線の組み替えを示唆した。
試合後には阿部が中心となって選手だけでミーティングを行った。キャプテンは「後がなくなったけど、開き直っていこう。優勝すればいいんだから。田中を打つ? うん。そう!」。坂本も「(田中を)打って、勝って王手を決めたい」。あと2つ勝つしかない。田中だろうが誰だろうが、打つしかない。
(2013年11月1日06時06分 スポーツ報知)
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