(cache) アニカンピックアップ -アニカンジェイピー

★アニカンピックアップ

【アニカンRスイーツ】『ブラッドラッド』スタズ役・逢坂良太インタビュー

個性的なキャラクターが暴れまくる魔界的吸血鬼アクション『ブラッドラッド』。その主人公、スタズを演じたのは人気声優、逢坂良太。作品の魅力やアフレコのエピソード、さらには映像作品の特典のことなどについて語ってもらった。

素晴らしく伏線を残していたりするので
2期に期待するしかないなと思っています

――スタズという役について、最初はどういう印象を持ちましたか？

逢坂　最初、テープオーディションをした時に設定を読んだんですけど、王道な主人公とは違う感じで。最近だと、熱血か気弱な感じかっていうのが王道のイメージだったんですけど、だるそうにしてて戦いたくない、という珍しい感じの主人公だなと思いました。

――役が決まってからは、どういうことを？

逢坂　原作を読ませていただいて、細かいところを再確認して1話の準備をしていたんですが……。自分の持っていったものをテストで出したら、その後に監督からの指示で「もっともっと抑揚をなくしてくれ」と。心の中では、ここまでなくして大丈夫なのかな？　作品が成立するのかな？　と思ったんですけど、その時は自分のできる限りをやってみました。放送を見て、「なるほど、こういうことか」と思いましたね。絵はすでに（アフレコの時点で）完成していたんですが、SEとかBGMといった効果がついただけで、ここまで変わるものかっていう。監督が言いたかったこと、やりたかったことはこういうことなんだなと思いました。

――柳冬実役の野水伊織さんも、かなり抑揚なく話してますよね。

逢坂　そうですね。野水さんも普段しゃべっている感じでやってほしいと言われていたので。でも、芝居になると自分が出せないものなので、苦戦されている感じでした。

――芝居の中で自然体な感じを出すのは確かに難しそうですね。でも、そうなるとスタズのだるそうな部分というのは、逢坂さんの中にもあったんですか？
逢坂　普段はだるそうにしてます（笑）。仕事が終わって家に帰るとわりと、「あ～今日も疲れた」みたいな感じなので、力の抜いた感じは似ている気がします。口も悪いですし（笑）。

――悪いんですか？

逢坂　仲良くなった友達に対しては、ですけどね。この人なら言ってもいいなって思える人には、口がちょっと悪くなるというか。でも、相手が許してくれているかは別の話ですけど（笑）。

――では、スタズのアニメ・マンガ好きなところには親近感を覚えますか？

逢坂　もちろん！　ゲーム、マンガ、アニメは大好きなので。

――作中で国民的人気アニメの必殺技を真似していますよね（笑）。

逢坂　あれは超楽しかったです！　「今まで読んできた中で一番面白かったマンガは？」と聞かれたら、即答するくらいに好きな作品なので。

―― 一番印象に残っているセリフはありますか？

逢坂　スタズが覚醒してウルフと戦った後、「本気を出させてやる」と言われて、「出さねぇよお前には……。ダチだからな」ってつぶやくシーンですね。「スタズはウルフのことがすごく好きなんだな」「2人の絆は深いんだな」と思いました。

――DVD/Blu-rayの1巻が発売されましたが、特典がかなりありますね。

逢坂　ドラマCDは、冬実と出会って人間界に行く前の話が入っていて、これは豆次郎が目立っている感じですね。超面白いです！　めちゃくちゃ笑えます。映像があれば良かったのに（笑）。

――ドラマCDにはフリートークも収録されますね。

逢坂　ツイッターで募集した質問に答えています。応募した方はぜひ聞いてもらいたいですね。

――また、来年の1月開催イベントの抽選券も付きます。まだ何も決まっていないと思いますが、イベントで何かしたいことはありますか？

逢坂　せっかくキャラソンも録りましたし、歌いたいですね。人前で歌ったことはないんですけど（笑）。あとは朗読劇もやりたいです。なので、イベントに来られる方は、ぜひ一緒に楽しみましょう！

――では最後に、最終回に向けての見どころを。

逢坂　最終回は皆にスポットが当てられていて。例えば、ミミック吉田とデクが……とか。あと、脇役もかっこいいところを見せてくれるし、ブラッズも悪役っぽく終わるし。スタズが冬実をどう思っているのかといったところも、すごくきれいに完結してると思います。でも、Cパートで素晴らしく伏線を残していて……。これはもう2期に期待するしかないと思っています（笑）。

Text／塚越淳一（FAMiLIES）

2013/10/31 11:30:00 ▲