9月のユーロ圏失業率、過去最悪の12.2%-同水準に前月分改定
10月31日(ブルームバーグ):ユーロ圏の9月の失業率 は、過去最悪に改定された前月と同水準に並んだ。
欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)の31日発表によると、9月のユーロ圏失業率 は12.2%。8月は同水準に速報の12%から改定された。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト36人の調査中央値で9月は12%が見込まれていた。
過去最悪の失業率はリセッション(景気後退)と債務危機がもたらした負の遺産で、欧州中央銀行(ECB)によれば域内経済の回復は「段階的」にとどまっている。ブルームバーグが今月実施した別のエコノミスト調査によると失業率の低下ペースは遅く、来年は平均12.1%、2015年は12%が見込まれている。
9月の失業率は国別では、スペインが26.6%にとどまったほか、イタリアは12.5%に上昇。ドイツでは5.2%に低下した。
原題:Euro-Area Unemployment Held at 12.2% Record High inSeptember(抜粋)原題:Eurozone September Unemployment Rates: Summary (Table)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Fergal O’Brien fobrien@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Craig Stirling cstirling1@bloomberg.net
更新日時: 2013/10/31 19:39 JSTニュース一覧
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