スターバックス:通期見通しが市場予想下回る-アジア減速で
10月30日(ブルームバーグ):世界最大のコーヒー店チェーン、米スターバックス は2014年度通期見通しを維持したが、アナリスト予想を下回った。アジアの売り上げの伸びが鈍化したことが響いた。
30日の発表資料によると、14年9月通期の一部項目を除いた1株利益見通しは最大2.65ドルで、7月に示した見通しから変わらず。アナリストの予想平均は2.67ドルだった。同社は通期の売上高の伸び率見通しについては10%以上とした。従来予想は10-13%だった。
ハワード・シュルツ最高経営責任者(CEO)は、中国の需要増に対応するため同国で事業拡大している。7-9月(第4四半期)の既存店売上高は中国とアジア太平洋地域で8%増。伸び率は4-6月(第3四半期)の9%増を下回ったほか、アナリストの予想平均(9.1%増)にも届かなかった。
ニューヨーク時間午後5時45分(日本時間31日午前6時45分)現在、スターバックスの株価は2.2%安の79.08ドル。通常取引では1.5%高で引けた。この日の終値までの年初来騰落率はプラス 51%。
発表資料によると、純利益 は4億8110万ドル(約474億円、1株当たり63セント)と、前年同期の3億5900万ドル(同46セント)から増加。ブルームバーグがまとめたアナリスト27人の予想平均は1株当たり60セントだった。
原題:Starbucks Forecast Trails Estimates as Asia Sales GainsSlow (1)(抜粋)
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更新日時: 2013/10/31 07:55 JST