橋本教室Tel:0120-127-260

  • 〒252-0143 神奈川県相模原市緑区橋本6-20-1 リビオ橋本タワーブロードビーンズ2階
  • JR横浜線/橋本駅 京王相模原線/橋本駅 北口 徒歩3分

受付時間:14:00~20:00 日祝休

2013.08.28

タイプ2:演習型の勉強法

暗記だけでなく演習を通して身につける、数学や理科などで有効な勉強法ですね。実際、公式だけをいくら覚えてもできるようにはならず、問題をいくつも解く中で学力は上がるものです。

ここで勘違いする人が多いのですが、実はこちらも「暗記」には違いありません。

タイプ1が単純暗記なら、タイプ2は手順暗記です。
やっている人間からすれば暗記ではなく作業をしているわけですが、脳にとっては作業の流れや手順全体を暗記しているわけです。

例えば英語。英会話にはセンスがいるような気がしますし、習得するのにかかる時間は子供によって違います。しかし、アメリカやイギリスでは小さい子供でもみんな話せるわけで、英語などの言語というのは小さいころから使ってさえいれば、日本の中学で学ぶようなレベルであれば、ほとんど誰でも話せるようになるものですよね。

(そして、海外で育った子が小学生くらいで日本に戻ると英語を話せなくなることがあるように、使わなくなると記憶も消えて使えなくなってしまいます)

こう言うと「数学はセンスがいるだろう!」という人もいますが、科学者が取り組むようなハイレベルな分野ならともかく、中学や高校数学程度の問題ならセンスは大して問われません。手順暗記を漏れなくこなせば、ほぼできるもばかりです。

(難関大学受験ですと、量が多くて漏れなくこなすことも大変になりますけれども)


そもそも、本当の意味での数学センスが問われるのは「答えがあるかないかさえ分からないような未知の問題」です。「はじめから解けることが分かっていて、答えも決まっているテストの問題」ごときができるかどうかでセンス云々を語るのは間違いです。

(アインシュタインなど、学生時代は数学ができなかったのに、有名な数学者として名を残した人はたくさんいますよね。受験の学力と学問的センスはまた別物です)

・・・というわけで、演習は思考力を養っているようでいて、実は単に決められた思考の過程をたどっているだけです。つまり、手順や解法全体を暗記しているに過ぎないのですね。

たまに「丸暗記はいけない!問題演習を通して学ぶべきだ!」などと言って、ひたすら問題演習をやらせる教師もいますが、これもつまりは暗記をさせているのと大して違いはありません。こうしたことを理解した上で指導しないと、大きな落とし穴にはまることになります。

さらに悪いことに、タイプ1と同様、実際の入試ではこの勉強法だけでもかなりの結果が出せてしまいますから、「問題演習量が全てだ!」という考えが世の中に幅を利かせてしまいがちです。

そうやって生み出されるのが、自分の考えを持たない無思考のマニュアル人間ですね(笑)


決して、演習型が悪いわけではありません。それどころか受験にとってはタイプ1と並んでとても重要です。しかし、それだけだと本当の意味での学力や生きる力はつかないのですね。

暗記型、演習型のどちらかに偏るのもいけないですし、その両方だけに偏るのもいけません。上手に使い分けつつ利用していきましょう。



成績保証のある個別指導塾 城南コベッツ橋本教室

2013.08.27

タイプ1:暗記型の勉強法

よく聞く「受験は暗記だ!」式の勉強法は有名ですね。

実際のところ、学校や受験で必要な学力はほぼ暗記力とイコールです。

(教育という視点ではとても悲しい現実ですが・・・)

英語なら単語や文法を暗記しなければ、いくらセンスが良くても全くできません。数学にしても、公式や成立条件などを覚えなければ、いくら計算だけできても話になりません。国語や理科も覚えることはたくさんありますし、社会にいたっては(授業はともかくテストでは)ほぼ100%が暗記です。

さらに、単元テストや定期テストなど範囲の狭いテストでは、最近覚えた内容がほぼそのまま出題されます。先生によってはほとんど形を変えずに出されたり、ワークや教科書からそのまま出されたりするため、分かっていなくても暗記していればできてしまうようなテストもよく見かけます。
入試でも高校受験レベルなら、過去問と似たような問題が出ますしね。

ですから、学校の成績や受験で良い結果を出したかったら、暗記する能力がとてもとても…(×∞)大切です。


ただ、ここで勘違いする人が出てきます。

「暗記は詰め込み教育だから駄目だ!」
「どうせ覚えるのだから、意味など考えず丸暗記したほうが効果的だ!」

こんな人達ですね。


学習や指導において、暗記は大事な基礎になります。

暗誦や書写など基本をしっかり覚えこむ学習法は昔からあり、実際にかなりの効果があります。しかしその一方で、暗記だけに偏る学習では正しい力はつきません。暗記はあくまで基礎であって、本当に大事なのはその上に積み上げる作業です。

よく暗記しても意味がないと言う子供がいますが、仮に暗記すること自体に意味が無いとしても、その先にはとても大きな意味があるのですね。

ところが、そういうふうに先を考えて指導するのが本当の教育なのに、なぜかその先を無視して、暗記だけをゴールに設定してしまう人が多いのも現実です。学ぶ側の生徒が楽をしようとしてそういう短絡的な視点になるのはしかたないのですが、教える側の教師や親がこれをやってしまうと大変です。意味も分からず、とにかく暗記させるという勉強法や指導法は実際にもよくありますからね。

こうやって生み出されるのが、深く考えない無思考人間や、与えられるだけの自立できない人間です(苦笑)

しかし、(困ったことに?)受験は「ペーパーテスト」ですから、暗記さえしていれば大抵は何とかなってしまいます。そのため、丸暗記型の勉強法や指導法で大きな効果が出せたり、「あの塾は良い」という評判が幅を利かせたりする現実があるのですね。


暗記型が悪いわけではありません。それどころか受験にとってはむしろ最重要です。
しかし、それだけだと本当の意味での学力や生きる力はつきません。

暗記型の重要性を認識しつつ、一方で暗記型だけに偏らないように気をつけましょう。



成績保証のある個別指導塾 城南コベッツ橋本教室

2013.08.26

世の中にはいろいろな勉強法・指導法があります。

しかし、大まかには3つのタイプしかありません。そして、この3つのどれを選ぶのかがとても重要です。

実際、学校や塾の指導もこの3つのどれかに入ります。つまり、塾選びのポイントにもなるのですね。

もちろん1つの授業に複数を混ぜると効果的ですし、教科、学力、生徒の性格や発達段階などで最適な形は変わるのですが、教師向けのブログでは無いため、細かいところまでは説明しません。

「どのタイプが自分の子に合うのだろう?」
「自分の子に足りないのは、どのタイプの勉強法だろう?」

こういう視点で読んでみてください。生きる力を高める勉強へとつながるはずですし、良い塾選びのヒントにもなると思います。

それでは、明日以降、順に紹介していきます。



成績保証のある個別指導塾 城南コベッツ橋本教室

2013.08.24

問題集の問題を解くときに、直接答えをその

問題集に書き込んでいる人がいます。


もちろん問題集自体には直接書き込みが

できるように解答欄があると思うのですが、

もし直接書き込んでしまうと2度と同じ

問題は解けなくなってしまいますよね。

(※解答欄や解答用紙が別の場合は
当てはまりません。)


問題集は1回解いたら終わりではありません。

間違えた問題は何度も解きなおして、しっかり

解けるようにすることが重要です。


解き直しができるように問題集を使うためには

ノートを活用することをおすすめします。


問題をノートに解きながら、間違えた問題には

印をつけておいてください。


こうしておくことで、自分がどの問題で間違えたのか

あとから一目ででわかりますし、

また、後日それらを解き直したときにきちんと正解できれば、

自分が成長できたことも実感できると思います。


どうしても問題集に直接書き込みたいという場合は

書き込む前のものを先にコピーしておくとよいでしょう。

そうすれば、あとでそのコピーを使って、

間違えたところだけを解き直すことができます。


上手に問題集を使いこなすことは、

勉強上手への第一歩です。是非参考にしてください。



成績保証のある個別指導塾 城南コベッツ橋本教室

2013.08.23

ここ数年、私たち個別指導の塾が急増しています。



そういう個別指導塾の大きなウリは、


「先生が側にいるので質問しやすい」


というところにあると思います。




分からなければ、すぐに聞ける・・・


というところは非常に大きなメリットであるのですが、


これも実は度が過ぎると


逆効果になって成果が出な

いというケースがあります。




質問しやすい環境であればあるほど


ちょっとしたことでもすぐに質問する人が出てきます。




「ん?何だこれ、わからないや。先生教えて~」




といった感じですね。






こういう環境で勉強し続けると、


1:自分で考える時間が減る。

2:わかったつもりで終わってしまう。


ということが起きてしまいます。




その結果、


「塾ではよくわかるんだけど、テストでは点が取れない・・・」


となるわけです。






わからないことが出てきたとき、


それを長い時間かけて調べたり、ずっと頭を悩ませたりするより


誰かにさっと聞いてしまった方が効率が良いのは確かです。




ただ、聞くだけで終わってしまうと先ほどの


1:自分で考える時間が減る。

2:わかったつもりで終わってしまう。


となり、結果に結びつきません。






ではそうならないようにするためにはどうすればよいか?



 


心がけて欲しいのは




【誰かに聞いた問題はあとで自分で解きなおす。】




ということです。





 


聞くだけで終わらせるのではなく、


再度同じ問題を自分で考え、自分で解いてみて


本当に理解できているか確かめることが大切です。




聞いた後に、分かったつもりで終わらずに、もう一度解く。



必ず心がけてください。